君の秘密は、僕のモノ

□君の秘密は、僕のモノ【第1章】
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東京ドームのライブが終わって間もなく、俺たちKAT-TUNは冠番組『タメ旅』のロケで宮城県に来ていた。

2dayのライブも無事終了して、
少しは休めるかと思いきやの『タメ旅』ロケ。
多分、俺だけじゃ無く、他メンバーも疲れてたんだと思う。


ロケ地は鬼首温泉。
吹上地獄谷『紫地獄』

今回のロケは、この『紫地獄』を利用してどんな料理が作れるか?
と、いうモノ。

ソレでも新緑は綺麗だし、久々の天の声さんとの仕事は大変だけどやっぱり楽しい。

前回前々回と、お休みだった天の声さん。

俺たちのライブにも観に来てくれた。

「いやぁー、俺、アレ感動しちゃったよ、亀太郎侍、」
亀「亀太郎侍?侍の方はやってないですけど…」

なんて、言いながら何処で買って来たのか、般若の面と扇子を渡して来た天の声さん。

雄「よく、サイズ見つけたね、」
亀「このサイズの扇子なかなか売ってないよっ〃」

中丸の言葉に便乗してテンション上げる俺。
天の声さんに言われてライブさながらに般若の面を着け、扇子を持って少しずつ扇子を閉じる。

雄「ライブ仕様でやってよ、」

中丸の声に扇子の向こうで頷き、扇子を閉じる途中でワザと般若の面に引っかけ落としてキメ顔。

「もうー!そうそう!」
淳「本気でやったよっ〃」
「扇子が前通ったら、お面がなくなっちゃってるんだよっ〃」

上田や田口のウケも良く、天の声さんもすこぶる喜んでくれて、
オープニングはまずまずの出だしだった。


因みに、今回のテーマは
『様々な地獄を利用して
どんな料理が作れるか?』

「まぁー、俺的には事業部通して【KAT-TUNの地獄レシピ】っていう本を出そうと思ってる、」
淳「あはははっ〃」
雄「先を見据えて?(笑)」
「そう!(笑)」

なんて、天の声さんに言われながら、地獄のスペシャリスト大原さんを紹介して貰った。

「まず、気をつけなきゃいけないのはむやみに触らないコト。」

なんでも、温泉はかなり熱く、場所によっては100℃を超えるトコロもあるのだという。

俺たち4人はそれぞれ耐熱性の高い手袋を渡されいざ『紫地獄』へと向かった。
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