君の秘密は、僕のモノ
□cherry blossom…今宵あなたと…
1ﾍﾟｰｼﾞ/32ﾍﾟｰｼﾞ
ソレはApril foolsに起きた。
朝一、亀からメールが来ていた。
『4.5の2日間、一緒に過ごそう。』
雄「4.5って…お互い仕事だろう？」
俺はスケジュールカレンダーを見て呟いたけど、
雄「そうか、今日はApril foolsか！多分、冗談で送ってるんだな、」
俺はそう思い「OK」と送った。
その後亀とは3日に『タメ旅』のポスター撮りで一緒になったけど、明日のコトは話題に出ず俺は俺でポスター撮りの後は田口とラジオの収録があったから亀とゆっくり話す事も出来ずに別れてしまった。
淳「中丸くん、明日応援してねっ〝♬」
雄「明日？明日何？」
ラジオ収録後、田口がニコニコしながら行って来たから聞いた。
淳「やだな～っ〝明日T◯Sの感謝祭じゃんっ〝♬」
雄「ああ、そうだったな！竜也と出るんだよな？何するの？」
俺は竜也ともそんな話をしたのを思い出しながら田口に聞いた。
淳「なんか、走るみたい。詳しい事は聞いて無いけど上ぴーと一緒みたいだよ？『俺、ぜってー負けねぇー！』って、今日も凄まれたもんっ〝w」
雄「マジでか？竜也と走るの？ジャニーズ対決？そりゃ部が悪いなっ〝ww」
淳「ジャニーズ対決っていうより、KAT-TUN対決だよ！上ぴーのコトだからきっとガチンコだよ？どうしよう…俺っ〝w」
雄「まぁー、まぁー、田口なりに頑張ればイイんだよっ〝あんま、勝ち負け拘んないで、」
俺は情けない顔をする田口の肩をポンポンと叩き慰めながら一緒にラジオ局を出た。
表に出ると満開の桜が綺麗で、薄曇りの天気の中でも春を感じた。
雄「お天気イマイチだな、明日は皆既月食があるのに…東京じゃ見れないかなぁ～」
淳「中丸くん皆既月食見たいの？俺、あんま興味無いけど見れたら嬉しいなっ〝丁度走る時間帯なら抜群のロケーションじゃない？♬」
田口は先ほどまでのしょんぼり顔は何処へやら、そう言ってはテンション上げてニッコリ微笑んだ。
淳「そうだな、最高のロケーションだなっ〝（笑）それより寒くないといいけど…寒の戻りがあるらしいから暖かくして風邪引くなよ、」
淳「あはは（笑）大丈夫だよっ〝中丸くんは優しいねぇ～っ〝じゃ、またねっ〝♬」
雄「おお、感謝祭頑張れよ！またな！」
俺と田口はそう言ってお互い手を上げ自分達の車に乗り込みそれぞれ次の目的地へと向かった。