君の秘密は、僕のモノ

□僕の中には女の子が住んでいる。
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久しぶりに纏まった休みが取れた日の1日目ー

雄「今日は午前中に片付け終わらすぞ!」

そう意気込んだ俺は、朝も7時前には起きて洗顔歯磨きー
朝食は久しぶりにパンケーキを焼いてレタスやキュウリ、ハムをトッピングして食べた。

雄「うっまっ♬…けど、甘いのもやっぱ欲しいな…もう1枚焼いてそっちはアイスクリームとメイプルシロップかけて食べよう、」

俺は2枚目のパンケーキを焼いて甘いココアで食べた。


食事の後は洗濯機にスイッチを入れていよいよ片付けに入った。
今日の片付けはいつもの掃除とは違う所謂『断捨離』目的のモノだった。

雄「たまにコレやらないと、いらないモンが結構溜まるんだよなぁ〜」

俺は寝室の脇にある書斎から片付けを始めた。

雄「先ずは…本から始めるか、」

ゲームの攻略本から通販誌、ありとあらゆる種類のゲーム本が出て来て、とりあえず全部出して「要る」「要らない」と、分けた。

そうこうしてるうちに、ゲーム関係の本は仕分け終了ー
要らない本はビニール紐で括って明日の資源ゴミに出すコトにした。

雄「ゲーム本片付けただけでも、だいぶ本棚が空いたな。」

俺は濡れた雑巾で空いた本棚を拭いた。

雄「うん?…コレ、なんだ?」

空いた本棚の隅にチョロリと白い紙が見えて引っ張ると、
ソレは俺たちKAT-TUNのファースト写真集に付いて来たオリジナルポスターシールだった。

雄「懐かしいなぁーっ♬みんな、若っ!w…でも、なんでコレだけ落ちてたんだ?」

俺は不思議に思って、本棚を覗き込んだ。
見てみたら一目瞭然。
ただ、単に上の棚の重みに耐えかねて些か湾曲した棚の隙間からこのオリジナルポスターシールだけ抜け落ちて来てたというワケ。

付録のオリジナルポスターシールを見つけたとなれば、当然メインのファースト写真集も見たくなるのが人間の心理というヤツでー
(はい、ココで今日の断捨離は挫折したぁー、きっとこのまま懐かしい写真集を見て色々当時のコトを思い出して思いを馳せてしまうんだよな…俺にはわかってるんだ、)

なんて、自分の心の中で言い訳しながら上の棚からファースト写真集を取り出した。
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