union

□#福井 #楽しかったよ #カエルさん大量発生 #自然に包まれて #幸せな気分 #福岡も宜しくっ 亀梨和也
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雄「ソコに座るか」
和「うん」

東屋に2人で入りい草で編んだ丸い敷物の上に座った。

雄「イイ東屋だな。風情がある」
和「だね。このホテル歴史があるのかな?何となく所々昔風じゃない?明治時代とか…」

俺はホテルのロビーにあった大きな柱時計を思い出しながら言った。

雄「あー、そんな感じするな。造りが新しい所もあるし増築したのかもな、」

そんな話をしていたら、ポツポツと雨の音が聞こえて来た。

雄「降って来たな…山だから雨も降りやすいのかな、」
和「かもね…クチュン!」

俺はいよいよ寒くなってクシャミが出た。

雄「身体冷えたか?」
和「うん…ちょっとね」
雄「こっち来いよ。くっつけば暖まるぜ、」

雄一の隣に座っていた俺だけど、雄一に手招きされてその腕の中にすっぽりと収まった。

和「雄一…イイ匂い…やっぱりお風呂入って来たんだ」
雄「うん。寝て起きたら汗かいてたから…和也本当に冷たいな。部屋、戻るか?」
和「ん…もう少しこのままで居たいな…」

雄一の腕の中が心地好くて❤
俺は目を閉じながら言った。

雄「雨…止みそうにないな…」

そう話す雄一の低い声が胸を通して聞こえて来るから夢心地になる。

(このまま眠りたいなぁ〜…)

そう心の中で思っていると…

《ケロケロ…ケロケロ…》

和「ケロケロ?」

俺は雄一に寄り掛かりながらパチリと目を開けた。

雄「あははっWカエルの合唱だな笑」

雨が降って嬉しいのかさっきまで聞こえなかったカエルさん達の鳴き声が辺りから聞こえてきた。

和「さっきのカエルさん達かなぁ〜っW楽しそうだねっW🎵」
雄「カエルさん?カエルにさん付け笑可愛いなぁーっW❤」

そう言って雄一は俺の手を握った。

雄「まだ、冷たいな。大丈夫か?」
和「雄一の手は温かいね❤…冷たくなった俺の身体…全部温めて欲しいな…❤」
雄「しょうがないな…笑」

雄一はそう言うと、俺を引き寄せキスした。

周りには誰も居なくているのはカエルさんだけ

東屋の周りには夏の終わりを告げる吉備色(きびいろ)の紫陽花が雨に濡れて揺れている……その姿が淡い外灯に照らされて綺麗だった。

雄「痛くないか?下が板で」
和「うん…大丈夫。」

そんな会話を交わして俺たちは見つめ合い唇を重ねた。

和「はぁ…温かい❤雄一の唇、柔らかくてプニプニ❤気持ちイイ❤」
雄「そうだろ笑 身体中気持ちよくしてやろうか?」

そう言うとchu❤chu❤…と俺の髪からおでこ。耳に首筋…ありとあらゆるトコロにキスして来たっW❤

和「うふふ❤…きゃっW❤くすぐったい…」
雄「シ!」

雄一が急に俺の口を手で塞ぐから何事かと思って目を丸くした。

すると、雄一は目で上の方を見ろとアイコンタクトして来て俺は東屋の柱の間から斜め上に僅かに見える渡り廊下に目を留めた。
ソコにはホテルの宿泊客だと思われる若い女の2人連れが笑いながらサウナの方へと歩いて行くのが見えた。

和「誰も居ないと思ったら、人が通るんだね」

雄一が口から手を離したから言った。

和「どうする?部屋に帰る?」

雄「帰らない。このままスるさ」

俺は眉を上げて「コレは意外な言葉が返って来た!」と、思ったけど雄一の切れ長の目が情欲に溢れているのを見て俺もその気が増したっW❤
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