union
□#福井 #楽しかったよ #カエルさん大量発生 #自然に包まれて #幸せな気分 #福岡も宜しくっ 亀梨和也
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和「ふんふんふーん🎵」
雄一と別れた俺は、部屋でテレビとか見て寛いでしばらくしてからサウナへと向かった。
(ココのお風呂良かったんだよなぁー、露天風呂に掛け湯とかもあって…サウナも期待出来そうだなぁーっW🎵)
俺はお風呂に匹敵するくらいサウナが大好きっW❤
特にライブ後の高揚感とやり切った感が入り交じった時に入るサウナは最高だっW
そんな俺が鼻歌混じりにサウナに向かって渡り廊下を歩いている時だった。
和「うん?」
何か小さいモノが渡り廊下のガラスに貼りついてるのが見えた。
和「カエルさんだっWしかもこんなにいっぱいっW🎵」
森の中にあるホテルだからだろうか。外へと繋がる渡り廊下を囲むガラスに何匹ものカエルがビターっ!と、沢山張りついていたっW
和「凄いなぁー!こんなにいっぱいのカエルさん初めて見たっW🎵」
カエルは小っちゃくておそらくアマガエル。いつも見るのは綺麗な緑色の背中側だけど、今見てるのはお腹側だっW
和「わぁーっWこんなにカエルのお腹見るの初めてかもっW…本当におへそが無いな〜」
ホテルの中が温かいのか、ガラスは蒸気で曇ったようになっていてガラスについた水滴をなぞる様に動くカエルの後を指で追った。
和「コチョコチョってしたらわかったりしてっW🎵」
ガラスに張り付くカエルのお腹を指先で擽りながら『かえるの歌』を歌ってサウナに着いた。
和「フゥーっW🎵気持ちイイ!!」
サウナは貸切状態でタップリ汗をかいた後の水がメチャメチャ美味しかったっW🎵
和「さてと、そろそろ帰るか」
浴衣を着て元来た通路を通って部屋に戻ろうとした俺は、ふと外に出られる廻廊を見つけた。
和「ひょっとして…さっきのカエルさんがいっぱいいた場所に出られるのかな?」
まだ寝る時間には少し早いし…と、俺はガラスを嵌めた木製の引き戸を開けて石畳の道を草履で歩いた。
和「夜の森も風情があるなぁ〜…」
夜露に濡れた木の葉に
長く続く石畳の廻廊
所々に灯された四角い電灯が柔らかな光を放ってソコはまるで別世界のようにも感じた。
和「ちょっと寒くなって来たな…羽織も持ってくれば良かった」
サウナで温まった体が冷えて来て俺は両手で腕を摩りながら足を早めた。
和「あ、中庭だっW」
目の前に芝生で囲まれた開けた場所が見えてその中に東屋があった。
和「せっかくだからあそこで一休みして行こう」
そう思って飛び石になってる東屋までの道に足を置いた瞬間!
和「うわっ!」
ズルリ!と後ろに滑った!
雄「危ない!」
声と共に倒れ掛けた俺を後ろからガッチリ支えてくれる感触が伝わった!
雄「あっぶないなぁー!頭打つトコだったぞっ!」
和「え?雄一!?なんでココにいんの??」
俺は突然現れた雄一にビックリして慌てて振り返った!
雄「あんまり和也が来るのが遅いから探しに来たんだよ、スマホに電話しても出ないしサウナに行くって言ってたからさ、」
雄一はそう言いながら自身も風呂上がりなのか、浴衣を直しながら話した。
和「ごめんっWスマホ充電したままだっWけど、よくココに居るのがわかったね?サウナからは外れた場所なのに、」
雄「カエルがな、」
和「カエル?」
雄「サウナに行く途中渡り廊下があるじゃん。あそこのガラスにカエルがビターっ!て、くっついてて…」
和「そうそう!雄一も見た?アレ凄いよなぁーっW🎵」
俺が興奮気味に言うと雄一は頷いて話を続けた。
雄「カエルすげーいるなぁーって、見てたら下を歩いてる和也を見つけたんだよ」
雄一が、言うにはカエルが張り付いていた場所にも外に出られる出入口があって、ソコから俺の元へ来たのだと話した。
和「そう言えばあったかも…あるよね、外に繋がる廊下だモンね。サウナに行くのに夢中で気が付かなかった」
雄「カエルに夢中で気づかなかったんだろうっW笑」
和「なんでわかるの?」
雄「カエルのいたガラスに指でなぞった跡があったからさっWトーン記号に五線譜まで書いてあって…ああ、こりゃ和也だなって思ったよっW笑」
雄一はそう言って笑うと着ていた羽織を俺に掛けてくれてその温もりと一緒に優しさも感じた❤