◆優しい雨〜sweetRain〜◆
□□ふたりでごはん□
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「ハァ❤ハァ❤…俺ばっかり…ズルいですっW」
息も絶え絶えぷぅーとふくれっ面の菊田さんから離れてスキンを手に取る俺。
「着けるんですか?」
「着けますよ?」
意外そうに聞いてくる菊田さんにちょっと驚いて言った。
「本当なら最初から着けなきゃなのに、うっかり舞い上がり過ぎちゃって…w忘れてましたっWw」
「……俺、妊娠しませんよ?」
「いやいやっW避妊ていうワケじゃなくてっWww …菊田さん男同士のSEX調べたんですよね?」
俺は急に不安が過ぎり聞いてみた。
「調べましたよ」
「着けてたでしょ?もしくは着けるって書いてあったでしょ?」
「ありました」
「じゃあなんで?」
胡座を掻く俺の傍でぺたんこ座りをして両手を前に突く菊田さんは小首を傾げて言った。
「生の方が気持ち良く無いですか?」
「うっW❤可愛い❤…そりゃぁー生の方が気持ちイイですけど」
「なら、着けなくてもイイじゃないですかっW❤」
「菊田さんと生で?……いやいやいや!」
一瞬揺らいだ俺は頭を真横に振って否定したっW
「ダメですっWコレはルール。マナーです!」
「マナーですか…、ソレならしょうがないか…」
(危ない危ない!菊田さんの可愛さに思わずコンドーム投げ捨てそうになったぜっWww)
俺は心の中で呟きながら額の汗を拭きスキンを着けたっW
「菊田さんて魔性ですよねっW」
「魔性?」
「さっきみたいなコト言われたら思わずそのまましちゃって妊娠しちゃうみたいな…女だったら魔性の女ですよっW」
「…ンっW❤」
最初の緊張を伴う挿入とは違いすんなりと俺を受け入れる菊田さんの蕾。さっきよりも熱を帯びた肛内(なか)は腰砕けになるくらい気持ちがイイっW❤
「ハァ…❤…菊田さんの肛内(なか)蕩けるくらい気持ちイイですっW❤…このまま一つになりたいくらいだ…」
こんな感情
今まで付き合った誰にも感じたコトは無い。結婚まで考えた結衣ちゃんにも……
俺は感極まり動きを早めた!
「ああっW❤諏訪さん…っW…激しいっW❤」
「ハァ❤ハァ❤…菊田さん!好きだっW…大好きですっ!❤」
「あうっW❤…ハァ❤…お、俺も…あぁ…っW❤…諏訪さんのコト…大好きですっW❤」
菊田さんの甘く掠れた声をもっと聞きたくて俺は一気に腰を進めた!
「ああっW❤…い…イクっW❤…イクっW❤…イッちゃうっW❤❤❤」
「ハァ❤ハァ❤…俺も…っ!イク…っ…うっ!!❤❤❤」
菊田さんの肛内(なか)で膨張した俺の先端から堰を切ったように勢いよく熱い飛沫が飛び出るのがわかった!!
ソレはもう全身全霊
俺の全てを持ってかれる感覚
頭のてっぺんから足の爪先まで
全身に快感が走ったっW❤❤❤
「ハァ…❤…あ…ハァ❤…ンっW❤…あぁ…っW❤」
射精後もスグには抜かずゆっくり貫く俺に小さな嬌声を上げる菊田さんは何度かの突きに俺の腰に手を回して制止させた。
「ハァ…ハァ…❤…苦しいですか…?」
「ううん…ハァ❤…ハァ…少しこのままで❤…ハァ❤…いて下さいっW❤」
菊田さんがそう言うので動きを止めた。夢中で欲望のまま動いていた俺は汗だくで、動きを止めた肩や胸からポタポタと汗が滴り落ちて菊田さんの白い肌を濡らしているのに気付いた。
「ハァ❤ハァ❤…っWすみませんっW…汗が菊田さんに…」
俺はタオルが無いか周りを見た。
すると、菊田さんは俺の汗まみれの胸に触れて微笑んだ。
「嬉しいです…っW❤…こんなに汗、かいてくれて…っW❤」
「…やじゃないですか?」
「全然、笑❤」
見ると菊田さんのおでこにも汗が滲んでいて、俺はそっとその汗を手で拭った。
「諏訪さん…」
菊田さんは汗を拭った俺の手を両手で握って自分の口元に近づけるとキスして言った。
「俺…実はセックスって好きじゃ無かったんです」
「え…?」
「なんで…みんなそんなにシタがるんだろう?って、疑問に思うくらいでした」
俺は菊田さんの話を黙って聞いた。
「ウソに聞こえるかもしれないけど…セックスってこんなに気持ちイイんだっW❤って今日初めて思いましたっW❤」
そう言うと照れくさそうに「てへ❤」っと笑う菊田さんがメチャメチャ可愛くてっW❤
「菊田さん❤可愛いっW❤可愛過ぎるっW❤❤❤」
俺は思いっきり菊田さんを抱き締めたっW❤
「苦しいですよっW❤」
「嫌じゃないでしょう❤もうしばらく抱きしめさせて下さいっW❤」
「仕方ないですねぇ〜っW❤」
そう言う菊田さんの顔はピンク色に紅潮して満たされている顔だったっW❤
…きっと俺も同じ顔をしていたと思う
菊田さんの左手に光る指輪を見るまでは……