進撃ss

□好きな所
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「好きな所…ですか?兵長の?」

「そうそう!!ほら、2人って付き合ってるじゃん?」

「なっ…!!」


エレンの顔が一気に赤くなる
わなわな震えているのも見てとれる、そして一言

「どうして知ってるんですかハンジさん!!」


いやいや、誰でも分かるよ

他人から見ても、リヴァイとエレンの距離感が縮まっている事は分かり切っている
いつも一緒で、離れるとお互いしょげて、会ったら喜んで


気づかない方がどうかしているのだ
むしろあれでリヴァイとエレンは隠していたつもりだったのだろうか


「まぁまぁいいじゃない!で?どーなの?」

「えっ」

「リヴァイのどこが好きなの?」

「…うー…」


迫ってみると、エレンは顔を更に赤くしてくぐもった


「まさか、顔とか?」

「ちっ違います!!」


それには即答だった
素直だなぁ


「兵長は、その、そりゃあカッコいいですよ!顔小さいし肌綺麗だしパーツ整ってるし…!」

「うんうん」

「でも、俺は兵長の優しい所とか、手厳しいけどちゃんと相手を思ってくれてる所とか、気配り上手なとか…」

「うんうん」

「自分自身には人一倍厳しい所とか、本当に困ってる人には直ぐに手を差し伸べる所とか、努力を怠らない所とか」

「うんうん」

「とにかく、俺はリヴァイ兵長っていう人そのものが大好きで、兵長の為なら死んでもいいくらい愛してます!」

「へぇー!!」









「だってさ!よかったねーリヴァイ!!」

「っぅえ!?」



扉のむこうに佇んでいたのは、話の中心であるリヴァイだ

そっぽを向いているが、耳までも赤いから顔は凄く赤くしているんだろう

目の前のエレンみたいに


いたのは知ってたんだけど、ちょっとリヴァイに恥ずかしい思いをさせてやりたくてね!

これも私なりの2人に対しての愛だよ、愛!!




「じゃっ!あとはお2人でごゆっくりー」




そう言い残し、そそくさと部屋から出て行った

きっとこれから2人はあんな事やこんな事をするのだろう

エレンのデータが欲しい所だけど、そんな事しようもんなら私の首が瞬時に吹っ飛ぶね、誰かさんのせいで!!


せいぜいお2人で、お熱くやっといてよ!!






(エレンの悲鳴のような声が聞こえてきたのは、出て行ってからすぐの事だった)




――――――――――
眠たいから短くなったんじゃ…ありま、せん

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