イチニ書きさんに102のお題
□004 助手席
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マリーメイア・クシュリナーダが終わらない舞踏会へ世界を誘い、ガンダムが抑えてからはや何年経つか。
様々なところへ行っては紛争などを止めてきた。
プリベンターの仕事をするようになってから車に乗るようになった。
ガンダムパイロット全員が車を運転できるが、今日はヒイロが運転してた。
オレが助手席で。
「デュオ、少しスピードを上げるぞ、掴まっていろ」
「あいよっ」
シートベルトもきちんとしめている。
大丈夫だと思ったのもつかの間、少しどころじゃない、とんでもないスピードをヒイロはだす。
「やめろヒイロ!危ないぜ!」
オレはひぃひぃだった。
本当に危なくて、いつ事故ってもおかしくないスピードを平気で出す。
まったく、呆れるぜ。
ヒイロは構わずどこかへ目指している。
それがどこかはわからない。
景色が変わる。
空の色も変わる。
透き通る空色から鮮やかな橙色へ。
1番綺麗に見える場所。
海岸の砂浜だ。
「ヒイロ?」
「お前と、来てみたかったんだ」
ふと、ヒイロの方をみればとても優しい笑みを浮かべるその顔にひかれたのは何度目だったか。
「デュオ、これからも…」
俺のそばを離れるな。
「おう////」
それが助手席で言われた大好きなやつの言葉。