ガンダムW
□Pocky Game
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机の上にはポッキーとプリッツがカップの中に入れられて立っている。
デュオが昨日買ってきたものだ。
何でも今日は
「ポッキー&プリッツの日?何だそれは」
「恋人と両端加えて食ってくんだよ」
まぁ、デュオなら考えそうだな。
「俺はやらないぞ」
「なら誰とやれってんだよ」
「別にやらなくてもいいだろう」
その言葉でデュオがしょげた。
元気なオーラさえ消え、残念がっている。
少し可愛そうだともおもってしまう。
ヒイロはポッキーを食べる。
デュオはその横顔を見て、真っ赤になる。
かっこいい
色っぽい。
そんな中ヒイロがデュオの方へ向く。
「何だ、俺の顔に何か付いているか?」
頭が真っ白で何も考えられなくなった。
そう、次に行った動作はヒイロの頬へキスをしていた。
次に口へ。
ヒイロは拒む様子もなく寧ろデュオの舌を巻き込んで体温を上げていく。
「んふぁ、ひぃ…ろぉ…」
「いいだろう」
ヒイロはポッキーを咥える。
デュオの目の前へ突き出す。
早くしろというように。
ゆっくりと口を進めていく。
ヒイロも同じように近づいてくる。
気づけばデュオの瞳は閉じられていた。うっすらと頬を赤く染め静かに瞼を震わせている。
咥えたまま、ヒイロは言う。
目を開けろ、俺を見ろと。
言われたとおり目をあけた時に口は触れ、濃厚なキスへとなり変わる。
「ん、ふぅ……っ」
チョコの甘い味がした。
年に一度の特別な行為。
それは
深く
甘く
癖になる
とろけるような接吻。
End