アンケート結果文♪
□無口な天使に誓った日
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この日もプリベンターの仕事が終わらず、夜中の10時にヒイロは戻ってきた。
借りているこの住居はデュオの家で、居候みたいになっている。
「やはり、デュオは寝たか……」
テーブルには書置きがあった。
ケーキもご飯もあるから食っとけよ!
メリークリスマス!
デュオも工作員のために様々な仕事がある。
疲れているのに………
デュオが寝ているベッドまで行く。
長い髪はシーツに広がり、規則正しい呼吸音が聞こえる。
小さくキスをし、メリークリスマスと言う。
そして、出ようとした瞬間ベッドへ引っ張られ驚き目を開く。
「お帰り、ヒイロ。メリークリスマス!」
デュオからのキスを受ける。
「寝ていたんじゃないのか?」
「いやぁ、おきていたさ。マリーメイアの起こした戦いからもう何年たったんだろうな。やっと平和な世界が来たんだ」
起き上がり、プレゼントとしてベリータルトを渡された。
「俺にか?」
「チョコより好きだろ?」
「すまない、俺からも。だが喜ぶかはわからん」
そういって青い箱から出るのはサファイアの指輪が2つ。
「デュオ、これからも俺と一緒にいてくれ」
「ヒイロ……」
左手の中指に指輪をはめられる。
ヒイロにも同様はめてやる。
「ヒイロ、大好きだぜ!」
デュオの笑顔に包まれる時間がヒイロは好きだった。
「デュオ……今夜は寝かさん」
「げっ!?まじかよ」
「煽っておいて寝るなんてことはさせない」
窓を見れば純白の羽根のような雪が降っていた。
End