鋼の錬金術師

□やるか、やられるか
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このくそ暑い夏の日にこいつらは何をしてる………
「ハイデリヒさーん!早く早く!」

「アル君早いよ!さすが若さなのかな?」

そう、大総統に言われてアイツの別荘に来ている。というのもある事件からだった。

「鋼の、君はどうして温厚に事を済ますことが出来ないのだ」

「だぁかぁらぁ、しょうがないだろ。あんな事になると思ってなかったんだし」
三日前、ある集団のテロ疑惑のために乗り込んだ。
いきなり襲い掛かるもんだから錬金術を発動したと同時に建物が爆発。のち犯人はもちろんオレが捕まえた。のは、いいがこうして今現在大佐じゃねぇや。大総統に説教をくらっている。

いいじゃねぇか、別に。
捕まえたし、てか、オレの方が命がけだったのに。

「君は、もう18にもなるのだからしっかりしろ」

「わかったよ」

ふて腐れて出ようとしたとき。

「そうだ、休暇をやろう。ハイデリヒ大尉とアルフォンスと一緒に」

「まじ!?

「しかし、条件がある」

「何だよ」
「私の別荘で過ごせ。そして掃除をしておくように。後は自由に使うといい」

はい、と渡された紙切れをたどってアルフォンス達とアイツの別荘で過ごしている。
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