鋼の錬金術師
□3色の虹
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軍物パラレルです。
エドアルハイデの三人です ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先がまったく見えない暗闇。
黒い天井から鎖がのびていて両手は頭の上で一つに鎖で手錠をかけられ身動きもとれない。
目隠しされて少し恐怖だ
何が起こるか分からないし、何をされるかわからない。
「本当女じゃないのが勿体ないな。なぁ、鋼の錬金術師いや。アメストリス国軍中佐エドワード・エルリック」
天井
「はっ、そりゃどうも」
「まだ喋る体力があんのかよ。化け物だな」
「そんな凡人みたいな並な鍛え方じゃないんだよ。馬鹿が」
いらついたのかエドの全身を何人かの男達が囲み蹴り続けること一時間。
血も皮膚やら口から吐きつづけていて体力的には限界だが諦められない理由がある。
「アル……ハイデ…
もはや気力自体が限界で目を開けるだけで精一杯。
「大丈夫だ。俺達で可愛がってやるからな」
「いらなくなればこんな美人いくらでも金になるさ」
その男達の声を最後に意識が失せた。
アル…ハイデ……ごめん…
◇◇
「今何か聞こえませんでしたか?」
金髪碧眼の青年がもう一人のそっくりな金髪金の双眸を持つ人間。
「えっ?いや、ボクは何も聞いてないよ?ハイデリヒさん最近空耳多くない?」
もう歳?なんて笑いながら聞けば、かわいいのにすごい事言うねなんて笑う。
そんな二人がいつも通りとは行かないが平和な日常で一つの災難が降り懸かる。
「ハイデリヒ大尉!エルリック少佐!エドワード中佐が先程の件で奴らに捕われたとのことです」
二人の目が大きく見開かれる。
そんな、軍部内でも強さは指折りに入るあの兄さんが。
「その確か強姦を受けてた女の子がいた場所はどこ!」
「はい、大体ここら辺です」
部下が地図を広げ指を指す。
「ここはここからでもそう遠くない場所だよアル君」
「うん、ガードナー中尉。速やかにバベル少尉率いる隊を現地に向かわせろ!」
「はい!」
そう言うと足早にでていった。
その噂は東部して中央にまで知れ渡った。
今は東部に滞在中のマスタング大総統が訪ねてきた。
「アルフォンス、ハイデリヒ。鋼のはどうした」
「噂通りです」
「今は現地へ急ぐぞ!」
焔の錬金術師がいると助かる。