銀魂

□第七章
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「わー!!すごい人!!人!!人!!!」


里桜はルンルンしながら屋台に向かっていった…


「ほんと、すげぇ人でさぁ…」


沖田さんもそう言いながら周りをきょろきょろしている…

今日は土方さんも、沖田さんも二人とも着流しを着ている…。

リンも紺色をベースとした素敵な浴衣を土方に買ってもらい着用中。
そして、里桜も沖田に買ってもらった白地に花とうさぎの絵が描かれているかわいい浴衣を着ている。


「…それにしても俺らは花火を見に来たのか人を見に来たのか意味がわかんねぇ」

『ほんとうですね…』

「はぁ…」


リンはちょっと元気のない土方とちょっと話しながら屋台を見て回っていた…


「あ…金魚すくいー!!」


そう言いながらぱたぱたと走っていく里桜…

「ったく…」
その後ろを追いかけていくのは沖田。
なんだか、とってもほほえましい…


「リンは、何かやりてぇもんとかねぇのか??」

『私は…』

「なんだ?」

『ちょっとお腹すきました』


土方は私の手を引いた…

『あの…』

「あいつら二人は大丈夫だろ。来い。なんか食いに行くぞ」

『…はい!!』
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