短ブック

□僕の真意を全て受け止める君へ
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なんでだろうね。

みんななんで、私の事を嫌いって言うんだろうね。

私は何にもしてないし、何も話してない。

なんで私のことをそんな目で見るんだろう。

なんでそうやって暴力をふるったりいじめたりするんだろう。

「な〜んてね。」

どんなに嘆いたってこの事実は変わらないのだから、嘆く意味もないよね。

だったら私も貴方達を嫌いになればいいよね?

そうすれば、嘆く必要もなくなるもの。

☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆

「バーカッ!本当にトロいんだから。」

「服汚れてんじゃない。これで洗ってあげるわっ!」

バシャッ!!

「キャハハハッ。」

はぁ・・・本当に物好きな人たち。

こんなことだけの為に水が入って重たいバケツを投げるなんて。

「何よその目・・・生意気なのよっ。」

痛いなぁ、もう。

あーあ、また痣が出来ちゃう。

別にいいけどさ。

痣が出来る事だって日常茶飯事。

なにより、心配する人間なんて誰一人としていない。
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