短ブック

□本音以外は受け付けない
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「でさぁ、あいつったらさぁ。」

「まじで?!」

「えぇ!?それ本当に?」

ああ・・・・めんどくさい。

なんでこんなことをしないといけないんだろう。

嘘の笑みに全てを隠して、心を見せているようにする。

なんてバカな行為だろう。

こんな演技に騙されるこの人たちもバカだ。

しかしそれも心の奥にそっと隠す。

だってこの人たちと私は友達。

それを態々険悪にする意味もない。

その後の報復だってめんどくさいし。

「セレナもそう思うでしょ?」

「うん!もちろん!」

そう言えば大抵のことならどうでもできる。

「だよね〜。」

「で?他にはないの。」

「そうね〜。」

こんな生活には慣れっこだし、つまらないのも当然。

・・・・・っとそこで一瞬、ある人物と目があい、そして静かにその人物は唇を動かした。

私が黙って頷けば、その人物は教室を出て行った。

「セレナ?どうしたの?」

「ん?ああ、次の授業ダルいからサボるわ。じゃあね〜。」

「ずっる〜。」

「いさぎいいな〜。この不良娘!」

「はいはい。」
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