短ブック

□海賊のルールだ
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○月△日

私はどこにでもいる平平凡凡な女の子。

この小さな島の酒屋で働いています。

「いらっしゃいませ〜。」

「よう!セレナちゃん。いつもの頼むぜ!」

「OK!」

常連さん達との会話も楽しいし、この島は比較的治安がいい。

まぁ、ここはグランドライン。

ログが示す場所の一つであるこの島に海賊が来ることもしばしば。

完全に治安がいい訳じゃない。

「おっ、そういえばセレナちゃん昨日海賊に絡まれたんだって?」

「ん?まぁね。でも弱っちかったよ?2、3発おみまいしてあげたら逃げてった。」

ペロッと舌をだせばみんな大笑いした。

「はははははっ!そりゃあいい!どうだ俺の嫁にならんか?」

机の上に樽型のコップを置けば常連さんの一人がそう言ってきた。

「丁重にお断りさせていただきま〜す。」

そう言えば一層笑いが深くなった。

「セレナ〜!彼氏いない歴何年〜?」

「うっさいわばばあ!!」

ばばあというにはまだ若すぎる年齢の店の美人店主に暴言を吐くのも日常茶飯事。
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