短ブック

□HAPPY ENDは唐突に
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こんにちわ。

セレナです。

私はとある海賊団の戦闘員です。

・・・っと言っても、どこかの船と違って人がたくさんいる訳でもないので雑用も毎日しています。

まぁ、みんなと仲もいいし、毎日楽しいです。

でも・・・・そんな私にも悩みがある訳で・・・・。

☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆

「島だーーーーーーーーー!!」

船中に響く大きな声。

甲板にいくと確かに島が見えた。

遠目から見ても分かる。

あの島には資源も豊富でいろいろな店がある。

・・・・いろいろな、ね。

「おい!セレナ、島だぜ!」

「そうだね。」

テンションが高いシャチを冷たく見る私。

「なっ・・・なんだよ。テンション低いな・・・。」

「私はみんなみたいに飢えてないからね。」

お酒に弱い私は島についたってお酒を飲まないし、女である私には【性欲処理】なんてもの、いらない。

このハートの海賊団唯一の女クルーというのはとても誇らしいし、嬉しい。

それでも・・・それだから私は女として見てもらえなかったりする。

・・・・・彼も同じ。

「っるせぇ。島ごときでうるさくなるな。」

「キャプテン。」

後ろを振り返れば我らがキャプテン、トラファルガー・ローが立っていた。

こんな風に言っておきながらキャプテンもなんだかうれしそうだ。
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