☆誕生日&イベント

□焼いて妬いた今日この頃
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彼氏が出来て初めてのバレンタイン

昨日はウキウキして頑張ってブラウニーを作った

・・・・・・で、今日学校来てみればこれだ

「ペンギンく〜〜〜ん!」

「これ貰って!」

私の彼氏ことペンギンは超のつくイケメン

しかも友達のロー君やシャチ君もイケメンときた

教室に来るまでにロー君やシャチ君が大量にチョコを貰ってるのを見てまさかと思ったが・・・

「まさかのまさかが起きてたとか・・・・」

猫撫で声をだしてペンギンの周りに集まってる女子にイライラする

ペンギンは私の彼氏なんだからやめてほしい・・・なんてバカみたいな独占欲が渦巻く

キュッと唇を噛んで眉根を寄せる

あの輪の中に入っていって女子を追い払う事も出来ない弱虫な私

動けと頭の中では言ってるけど体は動いてくれない

「・・・・・いらない」

ふと聞こえたペンギンの声に顔をあげる

「俺が欲しいのはセレナのだけなんだ。すまない」

そう言って女子をかき分けて扉の横に立つ私の所に来る

「ペンギン・・・・」

「おはよう、セレナ」

「・・・・おはよう」

プイッとそっぽを向く私にペンギンは苦笑した

「・・・・もっと早くああ言ってよ。私が来る前にさ・・・・」

そうしたらこんな風に嫌な気持ちになんなくても良かったのに・・・・

「・・・嫌な思いさせてすまなかった。でも少し気になってな」

「!・・・・?」

人前にも関わらず私を抱きしめるペンギン

「セレナが・・・・嫉妬してくれるかってな」


焼いて妬いた今日この頃


「・・・・・私、いつもペンギンの近くにいるロー君やシャチ君にも嫉妬してるんだから」

「!!・・・・そうなのか?」

「・・・うん。だからもーこんな事試さないでね?」

「ああ、分かってる」

「ん。じゃあ、これ。ブラウニー作ったの」

「ありがとう、セレナ」

はにかむ様に笑ったペンギンに、たまには嫉妬してみるのもいいかもって思った

本当に、たまにだけど・・・・ね?

END
 

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