長編

□曲げられたスプーンならぬストップ
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「あっの・・・っんっ」

「ああ?何だ?リン」

至極楽しそうに笑うロー

ものすごくご機嫌だ

対して私はというともうひどい

体を震わせ泣きそうだ

「やっ・・・・動かない、っで!」

「俺にそんな口答えしていいのか?ん?」

ニヤリ、と笑ってローはそんな事をいう

「も、やだあ・・・我慢っできないっ」

「何言ってやがる。これはお仕置き、だぞ。俺に従え」

「でもっ・・・無理っ」

「口答えするなと言ってるだろうが」

楽しそうに口角を上げるローは果てしなくいじめっこだ

むしろドSだ

耐えられる訳ないっ

もう無理だ無理

どう頑張っても無理だ

これ以上したら私のからだが確実に壊れる

「もっお願いっお願いだからっ・・・!」

私は震える声で下を見る

それにローはじっと見返す

「頭下してええええええええええええええええええええええええ!」

もう無理無理無理無理無理無理無理っ!

足が痺れすぎて痛いっ

しかもローの髪の毛くせっ毛だからささってくすぐったい!

「大声で喚くな、うるせえ」

下から私を見上げるローは全くといってどく気がない

何がって膝枕

それ以外何があるよ

もう足プルップル

ローが少し動くだけで痺れがジーーンッときて泣きそうになる

なさけない声が出そうになるのも必死に抑えよとしてるのにこの変態は・・・・!

「じっジーーーンッなってる時、さわ、触るなっ」

もう新しいおもちゃとでも言いたげな目線を寄越しながら足を触ってくるのだ

セクハラとか変態とか言ってやりたいけどそこまでもう頭回らない

私の頭の中を占める言葉は二つ

痺れる、痛いだけだ
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