長編

□フラグ回収お疲れ様です
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「やばい・・・少し遅くなったなぁ・・・」

7時半を指し示す腕時計に顔を顰めつつ歩みをはやめる

いつも学校を出る時間よりも30分程遅れてしまったのだ

「あんのバカ教師め・・・・絶対今度仕返ししてやる・・・!」

陰からやればバレないはずだからね

万が一バレた日には内申点という凶器が出されかねないが・・・

だが少し遠い未来の事より近い未来!

「ロー・・・・は、ははは・・・」

もう乾いた笑いしか出てこないというかそれ以外に何があるんだバカヤロー!って思う

うん、だってあれだよ?

あの俺様神様仏様〜・・・とは言いすぎだけどそんなローだぞ

そのローが家にいるんだぞ?!

いつも帰る時間にですら文句を長々と垂れ流して脅すローだよ?!

あ、明日から学校に乗り込まれるかもしれないとか学校に行くなとかありそうで怖い

いやほんとこれはもう、起きそうだから、ほんと(大事だから二回!)

私の平凡な日常はどこいったんだ!!

でも、まぁなんというか・・・

「嫌じゃないけど」

平凡な日常もいつも通りも飽き飽きしていたのだ

そこにローという異分子、刺激

何万、何億の確立で起きた奇跡のようなものだ

困る事が多いけど、嫌じゃないし嫌いじゃない

そう思うと私は案外ローのそういう事に感謝しているのかもしれない

絶対に言わないけどね〜

それを言えば調子にのるだろうし

来るか分からないその日まで胸の中におさめておこう
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