長編

□こんなお礼はいりません
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「服、買いにいこっか。」

あのセクハラ攻撃から逃げだし、着替えて朝食を食べ終わった私の開口一番はこれだ。

ローの服装は昨日ここに来た時と同じもの。

さすがにこれで過ごせとはきついだろう。

私もそこまで鬼じゃない。

「服?そうだな。買いに行くか。」

朝からセクハラしたおかげ(?)か機嫌の良いロー。

「この変態ドSめ。」

「なんか言ったか?」

「いいえ!何も!」

小さな声で言ったはずなのに聞こえてるなんて・・・。

ローは地獄耳でもあるのか!!

知りたくなかったよ!

「じゃぁ、行こっか!」

私は着替えの時に準備していたかばんを持ち、玄関の方にむか・・・。

「ってちょ!刀持ってくつもり!?」

「?当然だろ。」

言葉通り、ローは刀を肩にかけて私の後ろを歩いてきてる。

危ない・・・気づくのが遅かったら私は近所の人に危ない注目をうけるところだった。

「ここでは当然じゃないの!銃刀法違反っていって武器を持つのは禁止されてるの!だから置いてくる!」

私はローにまわれ右をするようにせかす。
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