短ブック
□狩りの獲物は一匹のみ
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俺はおもむろにセレナの頬に手をのばして思いっきり引っ張ってやる
「!?!?いひゃいいひゃいいひゃいいひゃいいひゃい!!!ろーひぇんひゃい、ひゃひゅがにいひゃいれひゅっ!」
目に涙を浮かべて痛がるセレナにニヤリと笑みが漏れる
最後にぎゅぅぅぅぅっと握ってから離してやる
当然の事にセレナの片頬は真っ赤に腫れてる
「ううっ・・・・ロー先輩ひどいです!愛のムチも程々がいいですっ!」
「安心しろ。お前に愛のムチとやらをやった覚えは一度もねぇからな」
「またやってるんですか?」
そこにやってきた隣のクラスのペンギン
「ああ、ぺんg「ペンギンせんぱ〜い!ロー先輩がひどいんですよっ!」
俺の言葉に上からかぶせペンギンに近寄るセレナ
「お前は毎日諦めないなぁ」
苦笑いしながらセレナの赤くなった頬を撫でる
それにどうしようもなくイラつく
「もちろんですよ!ロー先輩の為なら火の中水の中!」
拳を握りしめていうセレナの頬をペンギンはいまだに撫で続ける
「ペンギン、セレナから離れろ」
俺はそう言ってセレナの腕を引いてペンギンから離す
・・・・俺は何やってんだ
しかしやってしまったからには仕方ないのだろう
割り切るしかない