☆初恋2☆
□episode1
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私は嘘をついた
《え?いましたよね?(笑)》
☆ 人違いでしょう?(笑)
《そうですか…
彼らとはどういう関係ですか?》
☆ あ〜ちょっと♪
知り合いなだけです(笑)
《ジェジュンの家族とも親しいですよね?》
☆ 彼の家族?
《違います?》
なんだかとても嫌な感じだった
私は嘘が下手なりに一生懸命頭をフル回転させて
それを目の前の彼女に悟られないよう
眼球の動きすら操作した
目の動きは嘘がバレやすいから…
《ユチョンとはどういう関係?
昨日一緒でしたよね?
おとといも(笑)》
…完全に頭がノックアウトされた
☆ あ〜えっと…
誰かと間違われてますよね?(笑)
《そんなことないハズです♪(笑)》
☆ あなたは?
あなたは何?
《私?…ただのファンです♪(笑)》
☆ あの…私もただのファンです♪(笑)
《あっそ♪(笑)》
☆ じゃあ〜私は…
彼女に背を向け反対側の通路に向かい歩いた
《ちっ》
背後から舌打ちが聞こえた
背筋に寒気を感じ私は早足でドームを後にした
ユチョンといたのを見られてる以上
同じホテルには泊まれない