☆初恋2☆

□episode1
2ページ/12ページ


私は嘘をついた


《え?いましたよね?(笑)》

☆ 人違いでしょう?(笑)

《そうですか…
彼らとはどういう関係ですか?》

☆ あ〜ちょっと♪
知り合いなだけです(笑)

《ジェジュンの家族とも親しいですよね?》

☆ 彼の家族?

《違います?》


なんだかとても嫌な感じだった
私は嘘が下手なりに一生懸命頭をフル回転させて

それを目の前の彼女に悟られないよう

眼球の動きすら操作した

目の動きは嘘がバレやすいから…


《ユチョンとはどういう関係?
昨日一緒でしたよね?
おとといも(笑)》


…完全に頭がノックアウトされた


☆ あ〜えっと…
誰かと間違われてますよね?(笑)


《そんなことないハズです♪(笑)》


☆ あなたは?
あなたは何?


《私?…ただのファンです♪(笑)》


☆ あの…私もただのファンです♪(笑)


《あっそ♪(笑)》


☆ じゃあ〜私は…


彼女に背を向け反対側の通路に向かい歩いた



《ちっ》



背後から舌打ちが聞こえた


背筋に寒気を感じ私は早足でドームを後にした


ユチョンといたのを見られてる以上
同じホテルには泊まれない
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ