short story
□LOVE
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まぶたが重い…
なんとか開いた右目に見えたのは
携帯の画面の明かりに照らされた
彼の顔
(隣で携帯を操作してる、アラーム設定かな?)
私は再び目を閉じ
『おかえり…今、、何時?』
JJ ただいま♪
優しく笑うと彼は私の髪に指を絡めてきた
お互い向き合った格好で
私は目を閉じ、わずかに働く思考回路で彼の帰宅を確認した。
JJ 明日は土曜だから休みでしょ?
寝るの早いんじゃない?
寂しそうに私を眺めながら彼が話しかける
『明日…仕事…なったの…なんか…ねむくて………今…何時?』
JJ 12:30だょ 仕事疲れてんだね…
頭を撫でてくれるから
睡魔の方が強くなる
『お疲れさま…目が…開かない(笑)』
少しずつ思考回路は動きだしてきた
JJ 今日は眠っていいょ 俺ちょっとコーヒー飲んでくるね…
頭をポンポンとゆっくり叩いて動きだした彼の手を
手探りで捕まえる
JJ どした?
優しい彼の声
『私も…いく…』
いまだに目は開かないけど一緒に居たかった
JJ クスっ 寝てて…
そう言って私の手を布団の中に戻しおでこにキスをする彼
『ジェジュ…』
JJ ん?