☆ ☆初恋☆ ☆

□胸中
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車に乗り宿舎へ向かう

JJ 大丈夫?
つらかったらシート倒して

☆ 平気♪

JJ さっき…本当はなんかあった?
ヤなコト思い出した?

私は驚いた
それと同時に涙が溢れる

泣きたくない
必死にこぼれ落ちないように我慢した

☆ 言わない…

JJ なんで?

☆ いや…

私は目にたまる涙を拭いた

彼は私の手を握る

JJ ちか?
一緒に乗り越えよ♪
1人で苦しまないで…ね?

私はつくづくこの人を選んで良かったと思った

嬉しくてまた涙が溢れる

☆ ありがとう

頑張って笑顔を作って彼を見た

JJ 泣かないの♪

また力強く私の手を握る

☆ あのね…
私の初めては友達に紹介されて仲良くなった人だった
みんなで遊んだ帰りに…たまたまその知り合ったばかりの人が帰る方向一緒だからって送ってくれることになって…
私はその人の車に乗ったの
気づいたら眠ってて
目を覚ますと知らない場所に車が止まってて…
降りるように言われてね…


悔しさに息が詰まる

☆ 車から降りたら近くの草原に連れて行かれてムリヤリ…
逃げても力が適わなくて…
何回かしたら彼は気が済んだみたいに
何も無かったように笑って私に手を差し出して
私…怖くて…
車に連れて行かれて乗るふりして
バックを持って走って逃げた
自分がどこにいるのかもわかんなくて
それでその時
助けを求めたのがジヨン
彼はとりあえず隠れてろって言って
だから私は車の通らない場所に逃げ込んで
ジヨンが来てくれたのは朝になってからだった
ずっとうずくまって座ってて
ボロボロで…
ジヨンが来てくれても動けなくて
彼に立ち上げてもらって歩いた時…
今日みたいに下半身が重くて…
そんなの忘れてたのに…
さっき突然思い出しちゃって…
苦しかった
私ね…
自業自得だって思ってるの
知らない人の車に簡単に乗ったのは私
寝ちゃったのも私が悪いの
だからツラくて苦しいのも自分がバカだったから…
次は間違えないようにしよう!って思って
それからもう10年…
やっと幸せになれた♪
まだまだリハビリは続くけど…きっと私は大丈夫!
あなたに会えて良かった♪



私は話したことで何か少し重荷を下ろせた気がした
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