☆ ☆初恋☆ ☆

□スタート
1ページ/5ページ

梅雨入りしてジメジメした季節

仕事が終わり外に出ると今にも降り出しそうな空だ

☆ 降るのかなぁ…

私は空を見上げながら駅に向かって歩いた


途中顔なじみのお客さんとすれ違い挨拶していると
ポツポツと小さな雨が顔に当たる


急いで駅に向かって走っていると
横に来た車がクラクションを鳴らす

振り返ると
知らない車

私は勘違いかとまた前を向いて走りはじめる

『おーい♪ちか〜!』

誰かに呼ばれてまた足を止め振り返る

さっきの車の後ろの窓から顔を出し誰かが私を呼んでいる

『ちか〜!お疲れさま!乗ってかない?』

不思議に思いながら車に近づくと


☆ サキ!?(笑)
誰かと思った♪


『ちょっとちか!
予定ないなら遊んでょ♪(笑)』


☆ 帰るだけだったから別にイイけど…誰の車?
スモークで何にも見えない(笑)


『いいから♪いいから♪乗って♪』


私はとりあえず言われたとおり反対側の後部座席に乗り込んだ


『ちか〜!』


サキにハグされて笑いながら背中を撫でる


『私の友達のちか♪可愛い〜でしょ?(笑)
ちかなら絶対遊んでくれると思ったんだ♪
アイドルとか詳しいし!
2人のことも知ってると思うよ♪(笑)』



彼女が前を見て私を紹介してる


ルームミラーに映る運転手の目元に息を飲んだ


☆ こんばんは…

呆然とする




JJ こんばんは♪
はじめまして〜♪(笑)


YC ちかさん♪こんばんは〜
急にごめんね♪(笑)


☆ きゃっ!え!なんで?(笑)


『さっすがちか♪
2人のこと分かるんだ!(笑)』


☆ わかるとか…
そんな問題じゃないでしょ!
サキ!なんで?
なんでこんなことになってんの? (笑)



JJ 福岡来たらサキさんに会え♪って東京の友達に紹介されて…


YC けど♪(笑)
サキさん俺らのこと全く知らないらしくて♪
まぁそれは全然問題ないんだけど♪
遊んでもらおうと思ったら…

『まずはちかを捕まえよう!!って私が言ったの(笑)』


☆ サキは本当に2人を知らない?


『うん♪全然さっぱり(笑)』


JJ 不思議だよね♪
俺らのこと全く知らない人を紹介するなんて♪(笑)
ぃゃ楽しいからいいんだけど♪(笑)


YC うん♪普通はもっと下心ある女の子とかだったり〜
なんかもっと緊張するっていうか(笑)
そんな感じになっちゃうのに♪
そういうのがサキさんには全くなくて♪(笑)


☆ ごめんね…
失礼なこと言ったりしてない?


JJ 大丈夫!(笑)


私はなんだか申し訳なくて代わりに謝った
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ