☆ ☆初恋☆ ☆
□スタート
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梅雨入りしてジメジメした季節
仕事が終わり外に出ると今にも降り出しそうな空だ
☆ 降るのかなぁ…
私は空を見上げながら駅に向かって歩いた
途中顔なじみのお客さんとすれ違い挨拶していると
ポツポツと小さな雨が顔に当たる
急いで駅に向かって走っていると
横に来た車がクラクションを鳴らす
振り返ると
知らない車
私は勘違いかとまた前を向いて走りはじめる
『おーい♪ちか〜!』
誰かに呼ばれてまた足を止め振り返る
さっきの車の後ろの窓から顔を出し誰かが私を呼んでいる
『ちか〜!お疲れさま!乗ってかない?』
不思議に思いながら車に近づくと
☆ サキ!?(笑)
誰かと思った♪
『ちょっとちか!
予定ないなら遊んでょ♪(笑)』
☆ 帰るだけだったから別にイイけど…誰の車?
スモークで何にも見えない(笑)
『いいから♪いいから♪乗って♪』
私はとりあえず言われたとおり反対側の後部座席に乗り込んだ
『ちか〜!』
サキにハグされて笑いながら背中を撫でる
『私の友達のちか♪可愛い〜でしょ?(笑)
ちかなら絶対遊んでくれると思ったんだ♪
アイドルとか詳しいし!
2人のことも知ってると思うよ♪(笑)』
彼女が前を見て私を紹介してる
ルームミラーに映る運転手の目元に息を飲んだ
☆ こんばんは…
呆然とする
JJ こんばんは♪
はじめまして〜♪(笑)
YC ちかさん♪こんばんは〜
急にごめんね♪(笑)
☆ きゃっ!え!なんで?(笑)
『さっすがちか♪
2人のこと分かるんだ!(笑)』
☆ わかるとか…
そんな問題じゃないでしょ!
サキ!なんで?
なんでこんなことになってんの? (笑)
JJ 福岡来たらサキさんに会え♪って東京の友達に紹介されて…
YC けど♪(笑)
サキさん俺らのこと全く知らないらしくて♪
まぁそれは全然問題ないんだけど♪
遊んでもらおうと思ったら…
『まずはちかを捕まえよう!!って私が言ったの(笑)』
☆ サキは本当に2人を知らない?
『うん♪全然さっぱり(笑)』
JJ 不思議だよね♪
俺らのこと全く知らない人を紹介するなんて♪(笑)
ぃゃ楽しいからいいんだけど♪(笑)
YC うん♪普通はもっと下心ある女の子とかだったり〜
なんかもっと緊張するっていうか(笑)
そんな感じになっちゃうのに♪
そういうのがサキさんには全くなくて♪(笑)
☆ ごめんね…
失礼なこと言ったりしてない?
JJ 大丈夫!(笑)
私はなんだか申し訳なくて代わりに謝った