アルファルド
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「…コ、ロ…、テ…」
合成獣が僅かに言葉を発した。
真選組一同はそれを聞き逃さなかった。
「…オ、レヲ…、コロ、シ…テ」
「!?」
合成獣の瞳からは涙が零れていた。
「…俺がやりまさァ」
「総悟…」
刀を強く握り直し、合成獣に向き合う。
合成獣は気持ちとは裏腹に、体は総悟を殺そうと腕を振り上げた。
瞬間―――
合成獣は総悟により一刀両断にされた。
鮮血が辺りに散らばる。
ゆっくりとその場に倒れる黒い塊。
その場はシンと静まり返り、いつの間にか登ってきた朝日は辺りを照らした。
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