咎犬の血

□*狂愛
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―トシマに来て1年。


ここは相変わらず来た時と変わらず荒れ地。
変わったのは俺の生活。



赤く染まった服・・
腕につなげられた手錠・・
首にはめられた首輪・・

そして、臍に付けられたピアス・・


俺は所有物。
玩具・・・




暗い部屋で主を待つ。




カンッカンッカンッ






一定の速度で歩く足音。
これは俺の主。



ガンッ!




「シキ・・・」

「今日は大人しくしてたみたいだな。」



嫌な笑みを向ける。
赤い吸い込まれそうな目は決して笑っていない。




「殺すならささっと殺せよ!」

「簡単に死んでしまったらつまらないだろ。その前にお前は俺の所有物だ。殺す時は俺がお前を殺したくなった時だ。」





ギシッ


ベッドに腰を降ろし水を口に含む。


「お前も欲しいのか?」


クスッと笑いながら聞いてくるシキは俺の反応を楽しんでるようだ。

「うッ・・」

「欲しいならまず俺のを気持ちよくしてからだな。」
 

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