pure

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ジャパンエリアはなんていうか普通。
ただ、宿がとてもいい感じだった。木造建築で、一人一部屋。それが合宿所とは比べ物にならないくらい広い。

「わー久遠さん、広いですねー」
「何が言いたい」
「いえ別にー。」
「お前の部屋は2階の奥。今回も情報戦が多いからデスクトップを配置する。セキュリティ管理をしっかりやっておくこと。」
「デスクトップって…パソコンですか?」
「ああ。いつものノートパソコンも管理しておけ。移動する際にはしっかり部屋に鍵をかけること。いいな?」
「わかりましたー!」

ダッシュで2階まで上がり、部屋をのぞく。通りすがった人の部屋より大きく、大きなモニターのパソコンがデスクに置いてあった。

「わー、すごいすごい!ベッドすごい!ふわふわ!」

座ってみると、ぎしっと軋む。うん。これならトランポリン…止めとこう。

外で「練習するぞー」と声が聞こえた。



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