ジャニーズBL

□やまちね小説(山田重視)
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俺の名前は山田涼介。
俺には好きな人がいる。
その人の名前は知念侑李。俺はちぃと呼んでいる。
同性同士が恋をするのはいいと思う。
というか、してはいけないって誰が決めた?
何で男女でしか恋をしちゃいけない?
俺はそれが許せなかった。
ちぃは優しいし、かわいい。
人気があるのもわかる。
でもうらやましいなんて思わなかった。
むしろ……悲しい。
俺だけのちぃにしたいのに……。
ちぃは…俺のなのに……。
そう思い続けてきた。
今日はNYCとしての撮影だ。
俺は真ん中だからいつもちぃと隣同士。
俺はいつもNYCの撮影だけは楽しみだった。
もちろんHey! Say! JUMPの撮影も悪くないよけど、ちぃとはあまり列べないから好きじゃない。
俺がボーッとしているとちぃが俺の傍に来た。

知念「涼ちゃん大丈夫……?何か暗いよ?具合悪い?」
山田「大丈夫だ。心配するな。」

俺はそう言ってちぃの頭を撫でた。
俺より少し身長が低いちぃはかわいかった。
そうされるのが好きじゃないのか口を尖らせ困った顔をする。
そんなちぃもかわいくて好き。
女の子よりもかわいらしい仕草をするちぃは俺の疲れを癒してくれる。
今日はちぃの誕生日でもある。
ちぃにプレゼントを用意してあったのを渡そうとした時………。

知念「涼ちゃん…あの……。」
山田「どうしたの?」
知念「あの…その…涼ちゃん……。」

ちぃの様子がおかしい……。俺…何かした…?
その予感がした…。

知念「あの………。」
山田「な、なんだよ………?」
知念「………。」
山田「言ってくれなきゃわからないぞ?」
知念「うん………。」
山田「どうした?」
知念「誕生日プレゼントの事………なんだけど……。」
山田「それなら用意したよ。ちぃがコレ好きって言ってたから―」
知念「違うんだ。」
山田「え?俺プレゼント間違えた?」
知念「そうじゃなくて……。」
山田「……?」
知念「プレゼント……ほしいのは…コレじゃなくて……。涼ちゃんがほしいの………。」
山田「お、俺……?」

ちぃがそう言って俯いて黙った。
俺は驚いた。
まさかちぃも同じ事を考えていたなんて思わ無かったから。

山田「ちぃ………俺が欲しいってどういう事?」
知念「だから……好き………って……事……。」
山田「俺の事……が?」
知念「う、うん……。」

俺は動揺していた。
もちろん、ちぃが俺の事好きって言ってくれるのは嬉しい。
だけど……ちぃから告白されるとは思ってもいなったから。
ちぃは俺の顔を見続けた。

山田「そんな…真剣に見るなよ…恥ずかしいだろ……?」
知念「涼ちゃん……。」
山田「……まさかちぃが俺と同じ事思っていたなんて知らなかったよ……。」
知念「え?」
山田「だから、その………俺もちぃの事好き……だよ。」
知念「本当!?」
山田「本当だ。」
知念「涼ちゃん……大好き!!」

ちぃは嬉しさのあまり、俺に抱き着いた。

山田「ちょっ、ちぃ!!キツイ!!痛いよ〜。」
知念「嬉しい…めちゃくちゃ今ドキドキしてる……。こんなドキドキするの…初めてだよ……。」
山田「俺も同じ。ジャニーズは基本、恋愛禁止だから恋愛をしてる人の気持ちなんかわからないしな。」
知念「確かに……。」
山田「でもそうだから……いや、そうじゃなくても、俺はちぃを選んでいたかもしれない。」
知念「僕も同じく!」
山田「これからも……一緒な。」
知念「うん。」

神様。
俺とちぃを会わせてくれてありがとう。
これからもちぃと一緒に頑張ろうと思う。

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