P5 Story

□不幸の手紙
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先日、この
光丘高校で
ある生徒が謎の
死を遂げた。

階段からの転落死。

しかし、その
死に方には多くの
謎があった。

転落の割りに
多すぎる擦り傷。

目玉が片方
なくなっていたり。

転落では絶対に
ありえない
死体だった。

警察は事故として
処理をしたが
生徒の間には
ある、噂が
流れていた。

不幸の手紙が
届いた生徒は
目玉をくりぬかれて
殺されると。

殺されないためには
手紙に書かれた
時間までに
他の人のげた箱に
手紙を入れておく
といもの。

入れなければ
殺されてしまう…

なんの根拠もない
噂に振り回される
生徒達に教師達は
信じるなと
言っているが
もう、自分の
所に手紙が
来たら…と教師も
頻繁に自分の
げた箱を確認
していたりする。

そして、ついに
3年生の
川崎圭介
(かわさきけいすけ)
が学校に行き
げた箱を見ると…

そこには黒い封筒
に入れられた
謎の手紙があった。

表を見ると

「不幸の手紙」

と書かれている。

圭介は皆が
騒いでいる手紙
はこのことかと
思った。

中身を読んでみると
「2008年6月15日
午後9時にお迎えに
まいります。」

つまり、6月15日
9時までに誰かに
回さないと
いけないんだと
思った。

しかし、これは
愉快犯ではないのか
と思ってしまった。

根拠のない噂に
便乗した誰かが
俺にこの手紙を
回したんだと。


教室に入る、
いつものように
友達の中に
混じる。

「圭介おはよう〜」

「あぁおはよう
つかさー誰か俺に
不幸の手紙回した?」

「え?不幸の手紙?」

「それってあの…」

「まぁどうせ
噂に便乗した誰かが
イタズラした
んだろうけどさ…」

「見せろよ。」


「…コレ、ヤバいん
じゃないの?」

「なんで?」

「だってこの前
死んだ子って
不幸の手紙
受け取ったからだろ?」

「あれは事故って…」

「圭介、誰か
適当な奴に回した方が
いいって」

圭介を心配する
友達の
杉山賢
(すぎやままさる)

青山和馬
(あおやまかずま)
は圭介に来た
不幸の手紙を
回すことを
薦めてきた。

この2人が
圭介をハメようと
しているとは
考えにくいし…

今日は6月15日。

今の時刻は
午後2時23分。

もうすぐ6限が
始まろうと
しているところだ。



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