P5 Story

□予知写真
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私、山田凛子(やまだりんこ)
はプロのカメラマンを
目指して、師匠の
松田大輔(まつだだいすけ)
のもとで、アシスタントを
している。

ある朝、いつものように
師匠のスタジオに
朝、顔を出すと
なぞのカメラが
机の上においてあった。


「師匠、このカメラ、
なんですか?
見たことのない
形ですけど・・・。」


「それがな、朝、スタジオの
入口に置いてあったんだよ」

「入口に?誰のものですか?」

「それがわかったら
苦労しないさ。」

「それより、今日は
モデル、ハルナの
撮影が入っているから
スタジオの内装、早めに
やっといてくれよ。」


「あぁ、はい。」

モデル、ハルナとは
私の同級生。

私の知らないうちに
モデルになっていて
今や、売れっ子だ。

今日の撮影は
”親子で着たい春物”

つまり、ハルナが若い母親
それともう一人
子役の子が来る。





スタジオに来てから1時間
程たつと、子役の
子供が母親と来た。


「おはようございます」


小さな子供は
しっかりとした
口調であいさつをしてきた。

「おくだゆなといいます
おねがいします」

すると少し後に
ハルナがきた。

「おはよー。
凛子、久しぶりじゃない。
元気だった!?」

「うん。凛子も元気そうじゃん
この前のドラマ。
すっごいよかったよ。」

「マジ?あれ、撮影、
超ー大変だったからねー
あ、この子が
私の娘役の子ね」

「ゆなです。おねがいします」

「キャーめっちゃかわいい。
私も早くこんなかわいい
娘が欲しいなー」

そう、凛子とハルナは
三十路を間近に控えた
29歳。

二人とも独身なのだ
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