P5 Story

□鏡3
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弘之は
親のいる海外へ
逃亡を考えた。

最寄の駅から
空港へ向かうために
弘之は駅に向かっていた。

駅の券売機で
切符を買って
改札を通った

改札の外は
やたらとパトカーの音が
騒がしかった。

それは弘之には
関係ない話だと思っていた

しかし、ホームへの
階段を登りきった時に
下のほうから
声が聞こえた

「こちら、高木
北川容疑者を発見しました
場所はっ」

高木という男が
場所を告げようとしたときに

弘之が大声を出した

「高木!!
それ以上喋ったら刺す!」

といい、サバイバルナイフを

高木に向けた。

高木はとりあえず、
階段を全て登りきった

高木の携帯電話からは
話し相手の声がもれていた

「おい、高木、場所は!?
おい高木!
場所は!?」

「高木さん、北川容疑者って俺のこと?」

「もちろん、森田カズキ
角田将志、平川、野田、
水口栄太、吉金美穂、
担任の土屋吉雄、
お前の幼馴染の川崎壮太
全部お前が殺したんだろ!!」

「俺が殺した?
フフフフフ。アハハハ」

弘之は笑い出した

「そうだよ、俺が殺したのさ。
フフフ。」

「しかし、お前、どうやってあんな
無残な殺し方したんだよ。」


「高木さん・・・知りたい?」

「参考までに聞いておこう。
まぁ詳しくは署で聞くけどな。」

「ねぇ高木さん」

といい、高木に鏡を向けた。

「この鏡みてよ。高木さん。」

「この鏡がなんだ?」

「この鏡見ると死ぬんだよ。」

「バカなことを言うなッ」

と高木が叫んだ。
その瞬間

階段の上にいた
弘之と高木の
横にもう1人
見覚えのある服装の
男が立っていた

それはさっき死んだはずの

桜井の首のない胴体だった


弘之は何も驚かずに
高木は目を白黒させて
驚いた。


「なんだこれェェェェ!?
来るな!近寄るな!!
おい北川これなんだ!!!」

「フフフ、高木さん。
バイバイ」

と弘之が言った瞬間

首のない桜井の
死体が高木を
突き飛ばした

「ウワァァァァァァ」

高木は階段を転がり落ちた

「そして、死んだ。」
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