P5 Story

□地下鉄〜Side Story〜
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「では仕方ないですね。
死んでください。」

これが山村大地 の聞いた最後の言葉だった

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地下鉄〜Side Story〜


(注 この話を読む前に「地下鉄」とゆう
小説を読んでからのほうが理解できると思います)










私、 山村 恵美(やまむら えみ)
は、名古屋市内で弁護士をしていた

毎日、忙しい日々を送っていたが

1年前、兄の大地(だいち)が
病室で何者かによって射殺されてからは
真相を探ろうと、弁護士を辞めて
小さな探偵事務所の助手をすることになった
この探偵事務所の探偵、吉田 奈々(よしだなな)
とは、大学時代の同期。

奈々に頼んで雇ってもらい
兄、大地の死の謎を解決しようとしている


そんなとき、事務所にある依頼が入った。


「3日前から息子さんが行方不明?」

「はい、遊びに行くって言ったきり
帰ってこないんです。」

「どこに遊びに行くか言ってましたか?」

「あのこ、最近、名古屋に友達とよく
遊びに行ってるんです
だから今回も名古屋に遊びに行ってるんじゃないかって思って。警察にも言ったんですけど
手がかりがなくて」

依頼人は 高田 瞳(たかだひとみ)
45歳、探しているのは16歳の息子


「あなたの家から名古屋に行くには
どこの駅から電車に乗りますか?」

「きっと、味川駅からだと思います。
学校が名古屋なんで定期券があるんですけど
その定期は味川駅からなんです。」

「じゃぁ、味川駅の防犯カメラ
で、確認してみます。
今日のところはお引き取りください」

「お願いします。家に帰ってこない理由
なんてひとつもないんです。
きっと何かの事件に巻き込まれたんです」

「写真か何か息子さんの当日の服装とか
分かるものありますか?」

「写真はこれです。
当日の服装は、ジーンズに茶色の
長袖、十字架のネックレスをつけて
指には指輪をつけているはずです。」












「恵美、早速、味川駅に行って、
カメラの映像を見せてもらいましょう。」

「そうね。」
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