P5 Story

□Mirror side story
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これを読む前に
「鏡」「鏡2」「鏡3」
を読んだ方が
よりいっそう楽しめると思います。

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ある高校で起きた
呪いの鏡の謎の事件。。。

呪いの鏡は
「ねぇねぇ○○」と言って
鏡を相手に向ける。

鏡の中の自分と目が合ってしまうと
その人は死ぬ。

少年 北川 弘之(きたがわひろゆき)

は自分の通う学校で

弘之をいじめていた
奴に復讐を果たすために
呪いの鏡で
クラスメートや
担任を殺した。

弘之はその鏡の
作り方を
あるホームページで
見つけたのだ。

結局、弘之は
海外に逃亡を試みるが
空港内である一人の
男に刺殺された。

そのある男は
呪いの鏡を安全に
処理して
この事件は終わった。


どのように処理したかは
誰にもわからない。。。




















Mirror side story













「おい。また変死事件かよ
どうなってるんだ!
あの学校は!!」

「4ヶ月前にも死人が
多数出ていて、
今回も3名でてますね。」

「でも今回は目撃者が
3人いる。
なんでも、北川という
少年が鏡を人に
向けて、その後、そいつは
死ぬって話だ。」

「鏡?まさか、呪いとでも
言うのか?」

「まさかな。世の中の
出来事には全て
カラクリがあるんだよ。」

「おい。佐々木!
念のために北川に事情聴取だ」

「はい」



















俺の名前は
佐々木 弘樹
(ささき ひろき)
昔、大学の卒論で
作った覚えがある。



















韓国の都市伝説



















"呪いの鏡"について。



















しかしホームページなんか
つくった覚えが無い。

そうなると、誰かが
勝手に卒論を
悪用したってことだろう。


それにしても
まさか、ただの都市伝説が
本当にこの日本で
起きるとは...



俺は、知っている。


鏡の呪われ方も
処理の仕方も
対処法も。






これの事件は
俺の責任だ。


なんとかしなければ。。。



















そして。
北川の家に来た。


扉が開くと
そこには北川弘之が
いた。


(こいつか・・・)


「北川 弘之さんですね?
私、警察官の桜井(さくらい)
と申します。」

「桜井さん?」

「はい、今回伺ったのは
あなたの通っている高校で
2度も謎の怪奇事件が
起きたことについて
お話を伺うと同時に
署までご同行願いたい
と思いまして・・・」


先輩の桜井さんが
北川に事情を説明した。


(名前を名乗ったら
危ないのに。。。)

「そちらの方のお名前は?」

北川が聞いてきた。


思わず正直に
佐々木と名乗りそうに
なったが
呪いの鏡を持った
相手に名前を知られるのは
危険だ。

なので
「私は、松下と言います。」


答えた。

すると

「松下さんね。。。
僕は署に行くつもりはないです
だってこの事件に
僕は関係なっ」

さえぎるように桜井が

「北川!お前に拒否権はない!
さっさとついて来い!」

桜井は弘之の腕を
無理やり掴んだ


「いってぇな。
死ね。桜井!」

そう言って
手にもっていた
あの鏡を桜井に向けた。


(あ!桜井先輩!)

と思ったときには
すでに遅かった。


マンションの
廊下の上から
白い腕が伸びてきて

桜井の首を掴んだ

その次に廊下の
アスファルトから
も白い腕が出てきて

桜井の足を掴んで
固定した。

そして、
上の腕が
桜井の首をひねりだした

足が固定されているため

首だけが回ってゆく

「うわ"ァァァァあッ
アっ、や。。め、ろ...」


桜井先輩の顔が
悲痛に歪んでいた。


先輩を止めようと
した俺は
「うッ!」

何かのすごい力で
吹き飛ばされた。
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