P5STORY

□Live or Die2
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俺は刑務所に
入る前の血が騒ぐ
ことに気付いた。

やっぱり俺は
根っからの
犯罪者だった。

「そうですか。
なら、始めましょう。」

この一言で
俺の匂いはきっと
犯罪者の匂いに
変わっただろう。

「天国に連れて行って
あげますよ。」

「あら、頼もしい
言葉。。。」

そう言って
俺自身をゆっくり
舐めあげるおんな
の首をいきなり
掴んで
立ち上がらせる。

「ちょっと、何ッ
キャーッ!」











部屋の指紋を
丁寧に拭き取って
証拠隠滅をして
俺は倉田のもとへ
戻ろうとした。

部屋を出ると
そこには
スーツを着た
見たことのない
若く背の高い
人がいた。

「時島敦也。
こっちだ。」

「だ、誰…?」

「いいからこっちだ。」

強引に俺の腕を
掴みそのまま
非常階段へ
足を進める。

「離せって!
誰だよおまえ!」

「お前じゃない。
俺の名前は吉沢。
吉沢修
(よしざわしゅう)
LODのメンバーだ。」

「LODの?」

「本部に戻る。
ミッションは成功だ。」

そう言って俺の
頭をなでた。

吉沢に連れられて
用意された
車に乗り込む。

向かう先は…

「警察署?
…お前、なんで
警察なんかに
俺をハメたのか!?」

「お前じゃない。
吉沢だ。何度言わせる。
さっきも言ったが
俺はLODのメンバーだ。」

「じゃぁなんで
警察なんだよ!」

「俺の職業は警察官。」

「………は?
お前、喧嘩売って
いるのか?」

「だから、お前
じゃない。
吉ッ…」

「吉沢って名前は
とっくにわかった!
どうして警察かを
聞いているんだ。」

「LODの本部は
警察署の地下にある。
まさか、地下に
あるなんて
誰も思わないだろ?」

「俺は吉沢修28歳。
俺が警察になったのは
父親のかたきを討つため
俺の父親はここの
警察署の所長だった。

小さい頃警察の
失態を隠そうとする
上層部に隠さずに
本当のことを
マスコミに伝える
べきだと、情報を
伝えようとした
ところを何者かに
射殺された。」

「しゃ、射殺…?」

「この話を聞いて
犯人は見当がつくよな?」

「警察の上層部?」

「あぁ。父親は
殉職したと伝えられ
事実は闇の中だ。」


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