P5STORY

□無言電話
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そんな生活に
嫌気がさして
ついに俺は
電話会社に勤める
友人の豊田和宏
(とよだかずひろ)
に逆探知の
依頼をしたのだった。

ピンポーン。

インターホンが
鳴り響く。

玄関に向かい
ドアをあけると
そこには豊田がいた。

「おぉ、久し振り」

「休日なのに
悪いね。
無言電話のせいで
寝不足で、
このままじゃ
おかしくなりそう
だったからさ。」

「まぁ任せな!
本当はこの機械
持ち出し禁止
なんだけどさ、
まぁ友達
助けるってことで
こっそりね。」

「あぁ助かる。
どこのどいつか
知らないけど
ほっとに迷惑
なんだよ…」

「設置は15分
あれば完璧だから。
会社にある逆探知用
のパソコンの前で
俺は待機してる。
お前が電話を
いつもどおり
受け取る。
あとは2分もあれば
逆探知できるから。」

「場所が分かったら
乗り込んで
ぶっ飛ばしてやる。」

「さ、あと少しで
設置完了。」



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