P5 Story

□メリーさん
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翌朝、8時に
起床して
バイトの準備
をしていた。







すると…
『メーリーさん
の羊………』


どこからともなく
メリーさんの羊の
歌が聞こえてきた。

小さい幼い
少女の声だった。
しかし隣りや
近所に少女は
住んでおらず、
こんな歌が
聞こえてくるのは
おかしかった。


気味が悪いと
思いながらも、
きっと隣りの
部屋の人のテレビ
だと自分に
言い聞かせ
バイトにでかけた。







そしてバイトは
昼で終わりだった
ので食事をしてから
家に帰った。


玄関のドアを
あけたら
俊は愕然とした。








「なんだよ………」











またも俊の部屋が
荒されていた。







「ふざけんなよ!」


俊は壁を殴った。

壁に穴が
あいてしまった。



するとまた
『メーリーさん
の羊………』


俊はさすがに
これは変だと思った。
メリーさんの羊の歌、
朝と同じで、
部屋が荒されて…






何気なく
殴った壁をみた、
そこにはなぜか
真っ暗で少しだけ
空洞になっている
狭く人が入れる
スペースなんて
ないのに小さな
少女の目が見えた。



「ウワァァァ」

俊は絶叫した。


気味が悪く、
まるでホラー映画
のワンシーン
みたいなことが
現実に起きて
いるのだから…






そして俊は家の
ドアも閉めず
鍵もかけずに
必死で走り出した。


あの部屋に
いたら呪われる。
いやむしろもう
呪われているなら
早くあの部屋から
逃げないとと思い、
行くあてもなく
走った。



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