勇者だって人間だ
□第三章
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「うっせーんだよ! 僕に構うなクソがっ!!」
吐き捨てられた言葉。
階段を駆け上がり、勢いよく扉を閉める音が宿に響く。
あからさまに不機嫌なアーティは、そうして嵐のように去って行った。
「えっと、一体なにが?」
「一騒動というか、まあ、色々あったんです」
俺の問いに対するアレクの答えは、弱々しかった。
〜chapter3〜
――誤算
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