勇者だって人間だ

□設定
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〈初見読み飛ばし推奨〉

当物語に置ける魔法についての大まかな設定です。

説明だけでは想像しにくいですし、読み飛ばしていただいて構いません。

本編で魔法の描写が出て来た際に仕組みがよく分からないと感じたとき、活用いただければ幸いです。


〈基本事項〉
・魔法は創造と想像の力であり、その強さは術者の思考力、意志の明確さ、素質に依存する。

・その人が使える魔法は生まれつき決まっており、複数使える者もいれば全く使えない者もいる。

・魔法を使用する際の代償は体力。使えば使うほど筋肉痛のような身体的疲労感が強まり、最悪動けなくなる。

・詠唱中または発動中に術者の注意が完全に魔法から離れてしまった場合、魔法は消滅する。


〈攻撃魔法〉
・属性効果を持つ武器を作り出す。光、闇、火、水、風、地の六種類。

・属性ごとに分類的な基本形状(剣、槍など)が決まっており、それぞれに属性と形状に沿った特性がある。

・魔法の中で特に扱いが難しい。大抵の人が一種類使いこなすのがやっとで、努力しても二種類が限度。三、四種類使えれば天才、五、六種類はもはや異常。

・どの属性が使えるかは、気まぐれなら風、クールなら水のように主に術者の性格・本質により左右される。

・剣を例にすると、大剣から短剣まで思い通りの形で武器を作り出せる。だが、術者がその武器の明確なイメージを描いていなければ魔法は発動しない。

・攻撃魔法のみ詠唱に前置きが必要で、人により違う(我命ず、我願う、など)。

・前置きの長さによる個人差は武器のイメージを固めるまでにかかる時間の差に等しい。とはいえ、訳あってその詠唱にこだわる例外もいる。

・呪文は“前置き、[属性]よ、[武器名]と化せ、[術名]”。


〈回復魔法〉
・自分もしくは触れた相手の傷を癒す。

・患部に直接触れずとも治せるが、目で認識した怪我しか治せない。

・怪我が大きければ大きいほど、治した際の術者の疲労は激しい。

・呪文は“我(彼の者)を癒せ、ヒール”。


〈肉体強化〉
・身体能力(腕力や脚力など)を一時的に向上させる。

・強化中はじわじわと体力が消耗される。

・一度に何ヶ所でも強化できるが、強化部位が多いほど体力の消耗量も増え、リスクも高い。

・強化可能な部位とその部位がどれだけ強化できるかは個人差があり、得意不得意が別れる。

・呪文は部位ごとに違うため、割愛。

・"[術名]、リリース"と唱えることで魔法を解除する。


〈防御魔法〉
・術者の思う場所に、思い描いた形の障壁を作る。

・物理防御・魔法防御にわかれ、物理防御では魔法は防げず、その逆もまた然り。

・肉体強化同様、発動中は疲労が溜まる。

・最もスタンダードな何かを守りたいときの呪文は“[対象]を守れ、[術名]”。

・術者のイメージ次第でどんな形状の防壁でも作ることができる。


〈禁呪〉
・蘇生を始めとして、主に人の命に直接関わるため禁じられた呪文。

・文献にはその存在しか残されていない。


〈攻撃魔法早見表〉
属性:武器/魔法名/魔法ならではの特性

光:槍/シャインランス
辺りを眩い光で包み込むことが可能。

闇:鎌/ダークシックル
辺りを暗闇で包み込むことが可能。

火:斧/フレイムアックス
突き立てた地点を中心に火柱を発生させる。

水:鞭/ウォーターウィップ
触れたものを絡め取れる。術者の意図次第で打撃にも斬撃にもなる。

風:剣/ウインドソード
衝撃波を飛ばすことができる。手元を離れても術者の意のままに動かすことが可能。

地:槌/アースハンマー
地面を叩くと、地割れや隆起を起こせる。



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