Heroic Legend -序章の黒-

□第10話 VS チェレン
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チェレンはそれだけ言うと、さっさとプラズマ団の逃げた方向へ行ってしまった。

「…本当に昔から素直じゃないなぁ…」

ボクはジャルル達をボールに戻すと、チェレンの後を追い掛けようとした。

「…フォリア!」

ベルに呼び止められ、振り向く。

「ん? …どした?」

「気を付けて…二人共怪我しないでね!」

「……分かってるよっ。じゃ、行ってきます!」

改めて、チェレンの後を追い掛ける。

ベルは女の子の手を握りながら、ボクらの後ろ姿を見つめていた。

「…気を付けて……」

そう呟きながら――――…。




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