イナズマイレブンGO

□イナズマGO×エイリアの人々
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…いつも通りの放課後の部活。


僕、氷鈴未来はサッカーボールをゴシゴシ磨いていた。

何故かって?
それは僕がこの雷門中学校のサッカー部マネージャーだからだ。


同じマネージャーの、同学年の山菜茜,瀬戸水鳥と、
後輩の空野葵と4人で、いつも通りの仕事中であった。


「あー、あと少しだぞ!」

水鳥が汗を拭いながら言った。


茜はカメラを取り出して、水鳥に向けてシャッターを押した。

「ふふっ、水鳥ちゃん格好良い♪」

「おいおい…、何でアタシを撮ってるんだよ…」


僕は二人を見ながら葵に言った。

「なんか水鳥と茜って良いコンビだよねー。水鳥は男勝りな性格だからピッタリだよー!」

「確かにそうかも…。いっそ水鳥さんが男装してみるとかいいんじゃ…」


それを聞いて水鳥は、はあ!?と怒鳴った。

「男装ってなんだよ!?アタシは別に男になりたいからこんな性格なわけじゃねーぞ!!」

「…似合いそう♪」

「茜〜!!」


そこで、僕の頭に面白いことが浮かんだ。

「ねーねー!みんなにさ、コスプレ大会してもらわない?」

『コスプレ大会!?』

3人は見事にハモった。


…僕はそのまま話を続けた。

「葵の男装って言葉で思いついたの!部員のみんなにやってもらおうってこと!
 面白そうじゃない?」

「でも服とかあるんですか?」


葵が困り顔で聞いてきたが、問題ない!!

「アイスパワーで協力者を呼び寄せる!!」

「あ…、アイスパワーって…。どうやってそんなので協力者を呼ぶんだよ…」

「水鳥!アイスをなめちゃいけないよ!アイスには素晴らしい力が秘められているのだから!」

「アイスは舐めるものだと思うけど…」


茜が首を傾げながら言った。ええい!そんなもんどーでもええわー!!

「いっけー!アイスパワー!!」


…僕はアイスを天に向かって挙げた!

それを見て、水鳥は呆れたように座り込んだ。

「そんなんで本当に来たら頭で逆立ちしてやるよ」

「あ…、来た…」


葵が苦笑いで水鳥に言った。

水鳥は葵が見ている方向に目をやる…。

「はあああああっ!?何か来たあああああっ!!」

「だからアイスなめんなって言ったじゃないの〜!!」

僕は勝ち誇ったように言った。


「だからアイスは舐めるもの…」

茜…、引きずっててしつこいぞ〜!


…そして、協力者はここに辿り着いた。

「未来!沢山服を持って来たぞ!!」

「風兄!お疲れ様!!」


…この人は僕の親戚の涼野風介!
アイスに目がない大人だよ!!

ちなみに何でアイスを天に向かって挙げただけでこんなに伝わるのかって?


それは超次元だからだー!!←


「さて、水鳥!本当に来たら頭で逆立ちするんじゃなかったっけ?」

「なっ…、未来の聞き間違いだろ…」

「がまかすな♪」

「…はー」


というわけで、水鳥は3分間頭で逆立ち!

「ところで未来、チューリップ達も来ているのだが…」


風兄が走り疲れて倒れてる南雲達を指差した。

「うん!協力よろしく!!」


そこで、南雲はぷるぷる震えながら言った。

「何でオレまで協力しなくちゃなんないんだよ…。何がアイスパワーだ…。
 アイス軍団め…」

「チューリップ…。いちいちうるさいよ…。
 アイスをバカにしたら私が許さないよ…」

「チューリップ言うな、涼野!!これは紅蓮の炎だって言ってんだろ!!」


…また始まりました!この言い合いっこ!!
一回始まったらなかなか終わらないから嫌なんだよね〜…。

誰か止めろ〜!!

「まあまあ!喧嘩するほど仲が良い≠ナすよ!!」

緑川が2人に叫んだ。
それにヒロトもうなずく。

「そうだ!涼野、南雲! 仲がいいから喧嘩してるんだよな!
 とりあえず仲直りしようよ!!」

『お前は黙ってろ!!』


…ヒロトだけに2人は叫んだ。

ヒロトはその場にしゃがみ込んで暗いオーラを出し始めた…。

「どうしてオレだけ…。円堂く〜ん…」

「大丈夫ですよ!するのは失敗何もしないのは大失敗≠ナすから…」


…緑川はヒロトを励ましているようだが、まあほうっておこう!

風兄と南雲のこともほうっておいて…。

服は集まったことだし!!

「みんなー!!コスプレ大会始まるよー!!」


僕の叫び声に、サッカー部のみんなは何だというように集まった…。


               続!!→
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