男主人公
□その男君臨
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遠征で東部に向かっている列車がどうやら乗っ取られたらしい
他人事のように考えること一見好青年な男は軍人であった
運悪いなぁ、などと思いながら事が終わるのを待っていた
ふぅ、とため息を吐いた
動く気は毛頭ないようだ
「お、おいアンタ軍人だろ?どうにかしてくれよ」
一家の父親らしき人に話かけらた
「そうしたいのはやまやまなんですが、私は文官でして、何も出来ない、よりによって軍人が出ていくとかえって犯人を刺激してしまいますから」
適当な嘘をついてまた窓の外を眺める
ぎゃぁあー!という汚い悲鳴が前の車両まで聞こえてきた、誰か手が立つ人間が乗っていたんだろう、そう考えていると次は列車の上からゴンゴンと走る音が聞こえてきた
(派手なことが好きなんだろうな)
と視線は外のままで考えていた
ボケッと電車が着くのを待っていると後ろから鎧を着た男が走って監視を倒し拘束して前の車両に走っていった。
皆が呆然としていた、それもそうだろう
そんな中名前はあの鎧のことを知っていた
たしかエルリック兄弟の、弟さんの方だっけか、じゃあ上を走ってたのは兄貴の方か
そうこうしているうちに、駅につくようだ、おそらく犯人も拘束されているだろう。
やれやれといった様子で名前は列車を降りて、駅で待っているだろうむさ苦しいであろう軍人の所に向かった
出動