テイルズシリーズ
□花見
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「花見に行こうぜ!」
不機嫌顔な(いつもの事だが)アッシュをさそってみる。
「面倒だ」
当たり前のようだが、この一言で済まされてしまった。
「ええ!一緒に見に行こうぜ?、凄く綺麗だってガイが言ってた。」
「うるさい、レプリカ!ならばガイと行け」
ガイの話を出した途端にピクリ不機嫌顔が濃くなる。
だがルークは気づくはずもない。
「ガイ忙しいって、それにオレはアッシュと行きたいんだ!!」
怒鳴るような声音に自分も声が少し大きくなってしまう。
どうせダメだと分かっていた。
だが…あの景色を一緒にみたら
少しは仲良くなれるかも知れないってガイが言ってた
オレは…やっぱりアッシュと少しでも仲良くなりたい。
だから…
「なぁアッシュ…、直ぐ行って帰るので構わないから…さ。」
不安一杯でアッシュを見つめる。
うすらかに浮かぶ瞳からの涙
端から見たらアッシュがルークを虐めているようである。
「チッ、着いてこいレプリカ。」
強引にオレを引っ張り今日は暇だ仕方ないから付き合ってやる
とスタスタ先に歩いて行く
「ありがとう!アッシュっ」
嬉しくて走って着いていく
「うるさい、さっさと行くぞ。」