艶小説刮ォ田総司編

□接吻<完>
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「据え膳食わぬは男の恥」

土方さんの訳のわからない
恋愛講座のお陰で
私の思考回路は
ショート寸前だった

据え膳を食うも
ありませんよ、土方さん

私は女性には
本当に疎く
手を繋ぐのがやっとで……

こんなこと言ったら
土方さんから

「二十歳を過ぎた男の
言う言葉か!」
と嘲笑されそうですね(笑)

ですがたまには
私だって(?)
男らしいときは
あります

たまには
少し踏み込んでみたくて……










最近○○さんが
春らしい桜色の紅に
変えたらしく……

いつも綺麗な
○○さんが
更に綺麗に見えてきます///

以前のあどけなさは
徐々に薄れ
艶っぽい○○さんを
見ていると……

「綺麗だ……」

「え?いきなりなんですか//」

団子屋からの帰り道。
すれ違う男は
皆、○○さんを見る。

「い、いえ。
今日は夜の見回りは
ないので良ければこのまま
夜桜でもいかがですか?」

「いいですね
是非行きたいです。」

ふふっと○○さんは笑う

綺麗なのに
笑った顔は可愛くて……
目が離せない

「そんなに見つめないで
くださいよ///

○○さんは
ぽっと頬を染める

「○○さんが
可愛くてつい
見惚れてしまいました///」

「沖田さんったら
いつからそのようなことを
言うようになったんですか?」

「本当のことを
言っただけですよ」

○○さんは
更に頬を染める

「行きましょう!」

私はそっと○○さんの
手を取った
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