□第3Q
1ページ/2ページ




キーンコーンカーンコーン

あっというまにお昼の時間
ん?
さっき一時間目だったじゃないか?
気にしちゃいけない
気にしたらその時点で負けだ


「白雪姫〜」

『おっバスケ部キャプテンの藤井瑞希ちゃんだっけか?』

「そうだよー!瑞希でいいよー?」

『じゃあ瑞希で。悠でいいよ』

「いんや白雪姫で!
で、さ!お昼ご飯食べながら垣岩も入れてバスケの話したいな!!」

『んー……いいよ』

幸村「悠は俺達とご飯食べるから」

『えーΣ(´□`;)』

幸村「文句ある?(黒笑」


もう何言っても無駄だな
反抗する気今日はないんだよなぁ
ま、いっか


『ないっス』

幸村「じゃ行こっか」

『瑞希、後日でいいかい?』

「もちろん」

幸村「じゃ、ブン太も行くよ」

丸井「おう!」



in屋上


丸井「昼だぁぁあ!!」


丸井よ
昼飯がそんなに嬉しいか
なんか微笑ましいな
昼飯なのにお菓子ばっか持ってるよ

むっくんみたいだな
携帯をとってみると


『はぁ!?』

幸村「どうしたの?」

丸井「ん?」


携帯を開くとなんと……

涼太こと黄瀬涼太から25件
征ちゃんこと赤司征十郎から3件
大輝こと青峰大輝から2件
むっくんこと紫原敦から1件
シンこと緑間真太郎からも1件
テツこと黒子テツヤから2件
さつきこと桃井さつきから6件
雅こと茶土雅から10件
胡桃こと橙胡桃から7件

計57件の着信が昼までにあったよ

メールは……
見るのが嫌になるくらいあるね
なんだ、これは新手のいじめか?

時間があるときに見よう
涼太だけケタ違いっつーかなんつーか……
申し訳ないな


幸村「すごいかかってきてるみたいだけどかけ直さないの?」

『う、うん』

幸村「そっか」

丸井「どうして電話でねぇんだ?」

『色々と ガチャ ……』


なんかいっぱい入ってきたよ
人が

つーか個性豊かだな


?「む、貴様は誰だ」

切原「あ、アンタは」

『転校生です』

?「なぜここにいる?」

『そこの魔王様に連れてこられました』

?「幸村か……部外者は帰らんか!」


うわー老け顔だから固いのか
ちょっとイラッと来たけど帰れるんだったら許してやろう
そうだ、念のためもう一度聞こう

ちょっと待てよ?
今魔王様って言ったらそこの老け顔幸村か……って言ったよ!?
魔王とか思ってるんだ(笑


『え?色々とpardon?』


ちょ
今の発音良くね!?
神ってたかも!!


?「帰れと言っているんだ」

『あっマジ?じゃ喜んで帰りま「幸)悠?」そこの親父さんこちらにも事情があるんスよ』


はい
帰ろうと出口に向かったら精市に腕を捕まれる
しかも親父さんと呼んだことで他の人たちは笑いをこらえるのが大変そうだ


幸村「真田、勝手なことを言わないでもらえるかな」


どうやらあの親父さんは真田と言うらしい
他の人たち固まってるよ
困ってるよ。顔青くなってるよ


真田「む、しかしだな」

幸村「悠はマネージャーになるんだ」



「「「「『は?』」」」」



丸井を除いた人たちとハモった
丸井はもう弁当に夢中だ


『ならないってんじゃん』

真田「しかしだな」


この人しかしだなばっか言ってるよね


幸村「悠なら平気だよ。なんだったら今ここで話して決めよう」

真田「……そうだな」






.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ