□第2Q
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ガラッ
「お前らよーく聞けー!今日はなぁ「転校生来るんだろー!?」おぉーそうだぞー!」

「女子ー!?男子ー!?」

「女子だぞー!」

「よっしゃー!!!!」

「うっせーぞ!さあ転校生カモーン!!」


入ってこいって言うんじゃなかったの!?
おいおいこの状態ではいんの?
女子だぞーっていったあとのみんなの喜び方半端ないんだけど

もう覚悟を決めて入るか
心臓バックバクだぞ!
文句あるか、コラ

ガラッ
「「「うぉぉぉお!!」」」


なんでこんな歓声あがってんの!?


「さあ自己紹介しろー!」

『……コービー・ブライアントです』

「外人だったの!!?」

『アハハ……そうなのかもー』

「それバスケのNBA選手だから!せめて女性選手の名前を借りよう!?」

『テンパりすぎてコービーさんの名前しかでなかったんだよ!!』

「シャイなの?!」

『冗談はさておき…白雪悠です。
呼び方はお好きなようにどうぞ!ヨロシク!!』

?「あぁー!!!!」

『ん?』


赤髪のやつがいんぞ
しかもその赤髪の後ろのふせてるのどっかで見たことあるぞ

つーか、赤髪を見るとどうもアイツを思い出してしまうな
ここの学校も頭カラフルそうだな


?「お前今さっき屋根つたって学校きたやつだろぃ!?」


赤髪に見られてたのか!?
なんという失態を!!
ごまかさなくては!!


『き、気のせいじゃないか?』

?「いんや!絶対お前だ!
だってそんな銀髪なんて仁王かお前くらいだし!!間違えるはずねぇ!!」


仁王って誰だよ?
つーかバレたらやばすだろ
先生とかに怒られるじゃん


『………』

「白雪お前……」

『な、なんでしょう?』

「そんなことできんのか!?スゲーな!!!!いいなー!忍者なのかー!?」

『先生違います!!
忍者ではないけど忍者になりたいとは思ってます!!』

「なんだーそうなのか……」

『ちょっそこでがっかりしないでくださいよ!』

「だって忍者じゃないんだろー」

『そうっすけど……』


この先生は教師としてどうなんですか!?
小学生か何かで!?

帝光だったら確実にシバかれてたよ!!?
……主に征ちゃんに
まあ教師がウチをシバくなんて百年早いもん
つーかうん。得した気分だな

クラスの皆は爆笑中だ


『なんかありがとーございます』

「じゃあ残りの時間は白雪への質問ターイム!!」

「前の中学はどこだったのー?」

『帝光中だよ』

「はいはーい。白雪は彼氏いますかー?」

『秘密ー』

「じゃあ好きな人はいますかー!?」

『秘密ー!』

「はーい!趣味と特技はー!?」

『秘密ー』


バスケなんて言えない
捨ててきちゃったから


「なぁなぁ俺、バスケ部部長の垣岩なんだけどよー。お前キセキの世代のやつだろ?」

「やっぱ垣岩もそれ思ってたか。女バスキャプテンの藤井瑞希です!白雪姫でしょ!?」

『………そのことはあとでじっくり話そうか(黒笑』

だって皆頭に?浮かべてるよ
話すからさ


「お、おう」

「なんの部活はいんだー?」

『あー入んないかなー』

「この学校は部活入部しないとだぞ!?」

「バスケしないんすか!?」

『校長には許可とってるよー一応ね。条件付きだけど……』

「へー」





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