しあわせ辞典

7件

【兄貴 (あにき)】
瑠璃の絶対的な天敵。容姿も性格もお互いに嫌い合っており、その割りに背中を預けて共闘するときもある。だが、基本、会うと直ぐ殺し合いの喧嘩をする。自分自身のいやなところを相手の中に見出すため、自己嫌悪ゆえの喧嘩である。つまりは、似たもの兄妹なのだ。

【完全数 (かんぜんすう)】
ある数の約数を全部足すとその数になる。たとえば、6の約数;1、2、3を足すと1+2+3=6といった具合になる。6が最小で、次が28、その次が496、8128、33550336、8589869056と、脈略がないが、完全数は連続した自然数で表わすことができる。

【人狼 (じんろう)】
狼人間のこと。
瑠璃さんの父方の家系。
絶滅したはずのニホンオオカミの狼人間である。
基本、のほほんとしており、樵の仕事をしたり、最近では民芸品を作っている。
なにげに手先が器用で、木っ端でウサギを作ったのが近所の子にウケて、作ってあげたのがお土産として売れるまでに発展した。

【メフィスト (めふぃすと)】
瑠璃の友人兼恋人兼伴侶。ファウストの命を取り逃し、天使に半殺しにされ、死にかけていた所を瑠璃に助けられた。
その事で運命がかなり変わってきており、現在は瑠璃に助けられたが故に生まれた矛盾から逃れるための旅をしている。
現在、二児の父。両親の性格の悪さが子供に遺伝しないか、というのが目下の悩み。
時の王としてのサマエルという名を、瑠璃にあまり呼んで貰えないというのは、密かな悩み。

【友愛数 (ゆうあいすう)】
自分の約数を全部足すと、もう一方の数になる数字の組み合わせのこと。220と284が最小で、次が1184と1210。

【瑠璃 (るり)】
メフィストの友人兼恋人兼伴侶。狐と人狼の間の子。かつては肥えすぎた土地神を喰らう神喰らいだったが、今はメフィストの魔力と嫉妬などの負の感情を糧にしている。
不死者。最近、自らを内側から再構成する術式、エインセルを習得。魂も肉体も自らの意思で再構築出来るため、自らを呪うことで成立する不死から逃れることに成功した。
彼女の心の中でどういう矛盾があり、どういう葛藤があり、どういう経緯でそれらが解消されたのかは謎。作中の心理描写はあまり参考にはならない。彼女は、"そう思い込みたいこと"を、語っているに過ぎず、言わば自己暗示に近いため。

【霊狐 (れいこ)】
霊力を持った狐のこと。
出雲ちゃんのミケ、ウケとは親戚みたいなもの。
霊狐も神の使いなので、似てるかなー、と。
ただし、霊狐の子供が攫われて人に使役されていたという過去もあり、そのため彼らは現在この世と神の世の間である、<あわい>に棲んでいる。



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