しあわせってなんだっけ?
□座談会。
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「瑠璃!メフィストの恋人になったってホントか?!」
俺を見つけるなりシュラちゃんはそう訊ねてきた。
『恋人って言うか、まあ、うーん。似たようなもんかな。』
「はっきりしないな!メフィストの野郎、いやに上機嫌で見てて気持ち悪い位だぞ?!」
『左様か。』
「それにお前、背中の傷、どうしたんだ?」
『ぎくっ』
「ぎくっじゃねーよ。どうせメフィストの仕業なんだろ?」
『バレたか。契約印みたいなものだよ。傷が癒えるまで看病してくれたし。実を言うと俺にも真意がよく分からないんだよね。』
「よくわからないって・・・お前はそんなんでいいのかよ、瑠璃。」
『いずれ分かるよ。それに・・・メフィストが真実狂ってしまったときには俺が彼を喰らうから。』
「瑠璃・・・」
『なんてね♪冗談だよ。』
「・・・馬鹿か。」
だってね、シュラちゃん。俺にとってメフィストは憧れであり、頼るべき人なんだよ。だから、もう、離れられない。
「シュラと何を話していたんです?瑠璃。」
『内緒の話だよ、メフィ君♪』
「・・・そのメフィ君って呼ぶのやめません?」
『ヤだよ、メフィ君www』
「私で遊ぶな・・・・」
『ふクク、www。』
「瑠璃。」
ああ、
『うん?』
「傷は痛みませんか?」
まただ。
『大丈夫。だいぶよくなったよ。』
どうして君はそんな顔をするの?
「それはよかった☆」
そんな、心底悪いことをした、というような表情、しないで?
俺は別に気にしてなんかない。
俺は君の側に居れるだけで”しあわせ”なのに。
あとがき
ギャグに戻りがたい。つぎこそ、ほのぼのでいきます!