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□鈍感。
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シリウス海賊団は嵐の中にいた。
海軍に追われ逃げ切るため嵐の中に入ったのだった。

戦闘中は船内に隠れていた○○も今は甲板にでて嵐と戦っていた。


「おい、○○!!飛ばされるなよ!」


リュウガはそう言って○○の肩を引き寄せた。


「??」


『はぁ・・はぁ・・』


「おい!○○どうした?」


○○はリュウガにもたれかかるように倒れこんだ。


ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−


『んっ・・・』


「目が覚めたかい?」


○○が目を開けるとそこにはいつもの優しい笑顔のソウシがいた。


『私・・・』


「嵐のとき倒れたんだよ。体調が悪いなら無理しちゃいけないよ?」


『すみません。』


○○は嵐のときに倒れ、1日寝込んでいたのだ。
戦の前から熱っぽかったのに『大丈夫だろう』と・・・


「ナギに何か温かいものを作ってもらってくるね?」


そう言ってソウシは医務室を出て行った。


「また迷惑かけちゃったな・・・」


ドタドタッ・・・・

バタンッ!!


荒々しい足音と共にやってきたのは・・・


「○○さん!大丈夫ですか?」
「○○!大丈夫か?」


トワとハヤテだった。


(うっ・・2人の声が頭に響く・・・)

『心配かけてごめんね。』


「いきなり船長が叫んで○○さんが倒れてたのでびっくりしました。」


「ほんとだよ。船長だってすごい顔してたんだぞ?」


「誰がすごい顔だって?」


「あ・・・船長・・・」


「お前ら、ナギが呼んでたぞ。」

リュウガの何かを言いたげな顔を見た2人は急いで医務室を出て行った


「○○大丈夫か?」


『船長すみません。だいぶましになりました。』


「そうか、そうか」と頷きながら○○が入っているベットに腰をかけた。


そして○○を引き寄せ・・・


「船長。病人を襲うなんていい趣味してますね。」


「シン。お前わざとだろ?」


「何のことですか?私は○○の様子を見に来ただけですよ。」


シンは医務室からハヤテとトワが出てくるのを見て船長と2人きりになる○○が気になり様子を見にきたのだ。


『シンさん。心配かけてすみません。』


「ふん。お前が寝込むと皆色々苦労するから早く治すんだな・・・」


そういってシンは医務室を出て行った。


入れ替わりに料理を持ってきたナギとソウシが入ってきた。


「○○、おかゆだが食えそうか?」


『はい。ありがとうございます、ナギさん。』


「じゃ、ナギ。僕たちはお邪魔だろうから・・・ね」


ソウシは「○○は病人なんですから無理させないでくださいね」と言ってナギと医務室を出た。


「んだよ・・・あいつら」


『ふふふ。』


「何笑ってんだ?」


『船長・・・?』


チュッ―――――――――



リュウガが○○の顔を見たとき、彼女からキスをした。


「お、おいおい。お前って奴は・・・」


『えへへ。熱が引くまで待ってくださいね?』


○○は『いただきまーす。』と言って食事をたべた。







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